仕事ができないという妄言は男性に多い

仕事ができないという妄言は男性に多い 社会

以前、「仕事ができないという妄言」について述べた。
「仕事ができない」という言葉は、一見評価のように見えるが、関係性構築力に依存し、実際の職務能力とは関係なしに用いられ、根拠のない悪口でしかない場合も多い。

この「仕事ができない」という悪口を言うのはどういった人なのだろうか。

悪口の頻度に男女差はあるか

一般的に、「女性ばかりの職場は怖い」などと言われるように、女性のほうが悪口を言っているイメージを持たれやすい。

しかし、実際には悪口を言うのに男女で差はない。
老若男女問わず、悪口が大好きな人が多いし、誰でも悪口を言っている。

女性の方がより感情的にストレートに悪口を言っている場面を目にすることが多く、そのインパクトから、女性のほうが悪口を言っていると思われがちなのだろう。

男性の場合、男性はこうあるべきといったような、古典的な男性像みたいなものの影響から、悪口を言うのは、格好悪い、みっともないと思われがちなので、悪口をいう時は、そこまで感情的ではないし、ストレートでもない。ある意味では男性のほうが、よりいやらしく、より狡猾に悪口を言っている。

「仕事ができない」という悪口は男性に多い

男性の場合、あからさまに他者の悪口を言っていては、自分自身の評価を下げてしまう可能性も高い。そのため、悪口と思われない形で、悪口を言う必要がある。
その際に用いられるのが、「仕事ができない」と言う言葉だ。

ただの悪口を、「仕事ができない」という言葉を用いて評価に置き換えることで、自分を守りつつも、悪口を言っているにすぎない。
そして、もっともらし理由を並べ、客観的に仕事ができないと評しているのだとし、他者にも受け入れられやすい形にして悪口を言っているのだ。

会社組織の中で、他者の仕事ぶりを批評している男性は多い。
そのほとんどが、根拠のないただの悪口である。

「悪い人ではないんだけど、仕事があまりできないんだよね」なんてことを、聞いたことがある人も多いのではないだろうか。別に嫌いではないと客観性をアピールしつつ、評価という形で悪口を言っている。

評価する立場にない人が、他者の評価を偉そうに口にしている時点で、ちゃんちゃらおかしいのだから、その評価と言っているものが悪口でしかないことに早く気づいてほしいものだ。

そもそも、まともな人であれば、他者の評価を軽々しく、しかるべき場所以外で口にしたりしないものだ。それにも関わらず、他者が「仕事ができない」などと言っている人が多いのは、これが悪口に他ならないからであろう。

「仕事ができない」という評価風悪口を言う男性の特徴

・社交的で人当たりは良い
・プライドが高い
・自称ポジティブのわりに仕事の愚痴が多い
・忙しい、自分が人より仕事をしているという体を装っている
・そこそこ自己主張をする
・そこそこ空気は読める
・会社からの自分の評価に不満がある
・関係性構築力は高い
・自分のミスを認めない、遠回しに他人のせいにする
・他人に対して操作的
・自己中心的
・自分が仕事ができると思い込んでいる
・根底には劣等感の強さが見え隠れする
・他者批判が多い
等々

関係性構築力が高いので、それ程悪いところは目立たないし、それなりに仕事をしているように見えるので、周囲からの評価も悪くない。しかし、よく観察すると、上記のような、通常は嫌われてもおかしくないような特徴を有している。

最後に

上記のような特徴を持つ人の、「仕事ができない」という他者評価は、鵜呑みにしないほうが良い。
単に悪口を言っているだけで、他者を陥れるために、あなたを利用しているにすぎない。
そのうちあなたも「仕事ができない」と言われることだってある。

評価を装った悪口にだまされないよう、人を見る目を持った人間になりたいものである。

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