調子に乗らない

調子に乗らない 教訓

人は褒められたり、物事が上手く進むと調子に乗りがちです。

調子に乗ることで、さらに物事が上手く進むということもあるでしょうが、調子に乗って失敗するなんてこともあるかもしれません。

 

調子に乗る

ちょうしにのる【調子に乗る】
① 仕事などが順調に進む。
② おだてられたりもちあげられたりして、いい気になって物事を行う。

『大辞林 第三版』(三省堂)より引用

 

”調子に乗る”とは、上記のような意味ですが、①のように、仕事などが順調に進み、調子に乗ることでさらに順調に進むのであれば、何の問題もないのかもしれませんが、物事が順調に進むことによる弊害があるかもしれません。

②のように、おだてられたりもちあげられたりして、いい気になって物事を行って、上手くいけば良いのですが、時に悪い方向に進むこともあるように思います。

 

人は錯覚する

調子に乗るという言葉は、どちらかと言えば、悪い意味で用いられる事のほうが多いかと思います。

「あいつは調子に乗っている」などと言って、非難の言葉として用いられることが多いのではないでしょうか。

それは、物事が順調に進んだり、おだてられたりもちあげられたりすると、人は錯覚するからです。

その錯覚とは、物事が順調に進むと、”自分はできる人間だ”などと、ある種の万能感のようなものを持つことです。

その結果、勘違いして傲慢になったり、横柄な態度をとるような人が多いことから、調子に乗るという言葉が、悪い意味で用いられることが多いのではないかと思います。

調子に乗るというは、悪い事ばかりではありません。

物事が順調に進んだり、おだてられたりもちあげられたりすれば、それが自信に繋がることもあります。

自信を持って、物事に当たることで、物事が上手くいくことだって多々あるのですから、この意味での調子に乗るのであれば、良い事と言えるかもしれません。

しかし、人は錯覚するのです。

自分が優れていると、自分は万能であると。

自信が過信になることで、傲慢、横柄になり、調子に乗っているなどと言われる状態になってしまうのではないでしょうか。

 

調子に乗らない

人には、調子に乗らない謙虚さが必要かもしれません。

もちろん、程度の問題と言えばそうなのですが、良い意味で調子に乗ることは、人にとっては簡単ではありません。

人は調子に乗って、傲慢になり、横柄になります。

その物事が上手くいっているのは、たまたまです。

たまたま上手くいっただけのことで、調子に乗っていては、あっというまに周囲から蹴落とされてしまいます。

物事が上手くいっているときほど、調子に乗らないという自制心が必要かもしれません。

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