考えない、争わない、相手にしない

考えない、争わない、相手にしない 教訓

嫌いな人、腹の立つ人、生理的に受け付けない人等々、不快感をもたらす人というのは、必ずいます。

そんな人とは、出来れば、関わりたくないのですが、そうも言っていられないのが現実です。

 

考えない

嫌いな人等のことは、ついつい考えてしまいがちです。

例えば、”あの時嫌味を言われて、腹が立つ”等と思い出したり、”あいつさえいなければ”と考えたり、時には”人を嫌ってはダメだ。良いところを探そう”などと考えることもあるでしょう。

嫌いな人が、今、その場にいなくても、ついつい嫌いな人のことを考えてイライラしているという経験がある方も少なくないと思います。

嫌いな人のことを考えても、どうしようもありません。
考えたところで、過去にされた嫌なことがなくなるわけではありませんし、あいつさえいなければと思ったところで、いなくなってくれることもありませんし、好きになろうと考えて好きになれるようなものでもないのです。

嫌いな人のことは、考えてもしかたのない事なのですから、考えないのが一番です。

嫌いな人のことを考えるということは、考えている間、嫌いな人がその場にいなくても、嫌いな人と関わっているということです。
嫌いな人とは、できれば関わりたくないのですから、考えてもしかたのない事を考えて、わざわざ自分から関わる必要はないのです。

争わない

嫌いな人とは、直接的ではないにしろ、争ってしまいがちです。

嫌いだからこそ”あんな奴に負けるか”と、ムキになって、例えば、嫌味を言われたら、どう言い返してやろうかと考えたり、”あいつさえいなければいい”から、あいつを追い出す方法を考えたり、考え方が合わなければ、”お前の考え方は間違っている”と否定し、自分の正当性を主張したくなったりします。

実際に行動を起こすだけでなく、自分の心の中で思っている、考えているだけという時も、嫌いな人と心の中で争っていると言えます。
どちらかと言えば、自分の心の中で争っている人のほうが多いことでしょう。

しかし、争ったところで、自分の勝ちが証明されることはありません。
嫌いな人があなたの勝ちを認め、あなたにひれ伏すこともないのです。
争って、自分のほうが正しい、負けていないと思ったところで、それを誰かが認めてくれることも、ましてや嫌いな人がそれを認めることもないのですから、余計にイライラするだけです。

争ったところで、不快な感情が生まれるだけで、得るものはないのですから、争うことは無意味です。

 

相手にしない

嫌いな人が、嫌いな人になる理由は、あなたに不快感をもたらすからです。
しかし、不快に感じているのはあなた自身です。
あなたが、相手の言動等に反応しているから、不快感が生じるのです。

だから、嫌いな人に反応しない、つまり相手にしなければ良いのです。

相手にしないというのは、例えば、何か話しかけられた時に無視をするということではありません。
職場で何か話しかけられた時に、あからさまに無視をしていては、あなた自身の職場での立場が悪くなってしまうでしょうから、無視できないことだってあります。

相手にしないとは、心理的に反応しない、聞き流す、受け流すということです。

嫌いな人の言動ですから、簡単に受け流すということはできないかもしれません。
そんな時は、嫌いな人のことを、心の中で思いっきり見下して、自分より格下の、取るに足らない人だと思えばいいのです。

自分より格下の人の言動に、いちいち反応していては、自分もその人と同レベルの人間でしかなくなってしまいます。
自分のレベルを下げたくないのであれば、格上の余裕を見せて、格下の人の言動など、適当に受け流せばいいのです。

 

嫌いな人のために、自分の労力を費やす必要なない

考えない、争わない、相手にしないというのは、嫌いな人に自分の労力を費やさないということです。

例えば、1人でくつろいでいる時に、ふと嫌いな人のことを思い出して、ごちゃごちゃ考えるなんて、バカらしいと思いませんか?

嫌いな人に労力を費やしたって、得るものはありません。
全てが徒労に終わります。

そんなことに費やす労力があるなら、自分の楽しい事や将来のために、費やしたほうが良いと思います。

もし、嫌いな人に労力を費やしそうになったら、「どうでもいいや」と心の中で念じてみてください。

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