率先して行動することの評価を見直そう

率先して行動することの評価を見直そう 教訓

率先して行動できる人は、何かと評価されがちです。
率先して行動できること、それ自体は素晴らしい事だと思うのですが、必要以上に評価されがちだと感じることも多いのです。

 

率先して行動することが評価される理由

日本人は、周囲との協調を重んじ、空気を読むなどという言葉があるように、周囲に合わせることが美徳とされる社会です。

そんな中、周囲に先立って、先頭に立って行動することは、目立って、印象に残りやすいですし、希少性という点で評価されます。
また、率先して行動することが、世間一般では評価されやすい、積極的というポジティブな印象を与えますので、評価されるのです。

もちろん、周囲が様子を伺い合う中で、率先して行動することは、ともすれば、周囲からの批判を生む可能性もありますし、そんなリスクを負って、率先して行動して、周囲が行動するきっかけを作るのですから、それなりに評価されても良いとは思います。

しかし、率先して行動するからといって、必ずしもリーダーシップが取れるわけではないですし、その率先した行動が周囲に迷惑をかけていることも、その率先した行動は周囲の協力によって成り立っていることもあるのです。

 

率先して行動することの評価を見直すべき理由

全ての率先して行動する人に当てはまるわけではありませんが、率先して行動する人の中には、周囲の状況が見えておらず、自分勝手に行動しているだけの人も、けっこう多く存在しています。

例えば、チームで何かを行う場合に、何の打ち合わせもなしに、勝手に動き出す人がそうです。

こういう人は、いち早く動き出し、率先して行動しているように見えがちですが、周囲と何も打ち合わせていないのですから、自分勝手に自分のやりたいことをやっているだけなのです。

それに周囲が合わせていたり、フォローしている場合も多々あるのですが、そういった周囲の行動というのは、率先して行動しているとみられる人と比べると評価が低いという場合が多いのです。

それは、周囲の人の動きというのは、目立たないからです。

傍から見れば、率先して動いているように見える人は目立つので注目しますし、目に見えてわかりやすい行動をするので評価がしやすいのですが、周囲でそれに合わせて動く人は目立ちませんし、率先しているように見えるだけの人に合わせているとか、フォローしているというのは、目に見えにくいですし、わかりにくいので評価されづらいのです。

チームにおいて、自分勝手に動く人と、それに合わせて、フォローして行動する人、どちらがより評価されるべきかは、わかりません。
自分勝手に動く人というと、それに合わせる人のほうが評価されるべきという意見があるかもしれませんが、必ずしもそうではありません。
自分勝手に動く人が無能な場合は別ですが、例えば、自分勝手に動く人がずば抜けた才能を持っていた場合、チームにおいては、自分勝手に動く人がいて、かつ、それをフォローする人がいてチームとして機能するのですから、どちらが良い悪いということではないのです。

ただし、目立たない分、率先して行動しているように見える自分勝手な人のほうが、それに合わせ、フォローしている人より、評価されがちだという現状に疑問を感じるのです。

チームとしては、合わせてフォローしている人も必要なわけですから、少なくとも、率先して行動しているように見える自分勝手な人と同等以上に評価すべきではないかと思うのです。

 

広い視野、多くの視点で評価しよう

評価する立場の人は、より広い視野、より多くの視点を持って評価をする必要があります。

目立ってわかりやすい行動をしている人だけを評価してはいけません。

率先して行動しているように見えて、実は自分勝手に動いているだけで、それが成果を上げていないのであれば、そんなものに良い評価をしてはいけません。

日本には「いぶし銀」という言葉もありますし、目立たないけれども、確実に貢献し成果を上げている人をもっと評価すべきだと思います。

例えば、仕事等で人を評価する立場にない人でも、人は人に対して、必ず何かしらの評価をしているものです。

そういう意味では、皆が評価する立場の人なのです。

人はもっと、偏見や先入観にとらわれず、広い視野、多くの視点を持って、人を見なければならないのです。

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