自信を失ったら、レベルが低い環境に身を置く

自信を失ったら、レベルが低い環境に身を置く 教訓

仕事をどんなに頑張っても、周囲の人に比べると劣っていると感じる、勉強をどんなに頑張っても、クラスあるいは学校内では成績が下位である、という経験をしたことがある人も多いかと思います。

そんな時は、自分なんてこんなもんなんだなと自信を失ってしまいがちです。

しかし、自分が思うほど、自分が劣っているということはない場合もあります。

 

人は他者との比較で自己評価を下す

人は、他者との比較で自己評価を下します。
日本の社会では、常に他者と比較される環境にいますので、特にその傾向が強いのではないかと思います。

そして、比較する他者は、自分が属している組織や集団の人々といったように、比較的、自分の身近な人となります。
例えば、会社の同僚や、学校のクラスメイト等です。

身近な人と比較する理由は、自分と同じ環境にいるという点で条件が同じであったり、能力的に大きな差がない場合が多かったり、身近な人のほうが様子がよくわかり、比較しやすいからです。

そして、あの人と比べて、自分は劣っているとか、自分は優れているといった具合に序列をつけ、自己評価を下すのです。

 

自分が劣っていると感じるときは、属している集団のレベルが高い場合がある

頑張っているのに、自信を失い、劣等感を持つほどに、自分が劣っている、自分が負けていると感じる場合は、比較対象としている、組織なり集団なりのレベルが、自分の認識以上に高い場合があります。

組織なり、集団なりのレベルというのは、世間一般の評価と必ずしも一致するとは限りません。
誰もが認めるような大企業と、中小企業を比べると、大企業のほうがレベルが高いと思われがちですが、中小企業でも、レベルの高い人が揃った中小企業もあります。

だから、自分はしがない中小企業にいるのに、その中ですら劣っていると感じる場合は、自分がしがない中小企業と思っているだけであって、実際には、その中小企業の社員のレベルがけっこう高いなんてこともあるのです。

そのため、自分は劣った人間だと感じていても、それまで比較対象としていた人々のレベルが高かっただけで、比較対象を拡大すると、平均以上のレベルにあるということもありえます。

 

自信を失ったら、自分がレベルが低いと思う環境に身を置く

自信を失ったら、自分がレベルが低いと思う環境に身を置くというと、人として、とてもいやらしい感じがしますが、きれいごとだけでは自信を持って生きていくことはできません。

人として最低だという人もいるかもしれませんが、誰しもが一番かわいいのは自分です。
時には開き直りも必要です。

上記のように、どんなに頑張っても、自分が劣っていると感じる場合は、比較対象としている組織なり、集団なりのレベルが高い可能性がありますので、比較対象を変えるために、自分がレベルが低いと思う環境に入ってみてください。

例えば、仕事で自分が役立たずのポンコツだと思い、追い詰められているのであれば、自分がレベルが低いと思う職種なり会社なりに転職するとか、勉強してもテストの成績で周囲の人の勝てないのであれば、通っている学習塾を成績が中程度以下の人を対象とした学習塾に変えるなどです。

レベルの低い環境を選ぶ際は、自分がこの環境はレベルが低いと確信(根拠は別になくてもかまいません)でき、ここでなら絶対に勝てると思えるということを基準としてください。

そうすれば、絶対ではありませんが、かなりの高確率で、あなたはその集団・組織内ではトップクラスの能力を持った人になれますし、周囲からもそのように扱われます。

そして、自分がそこまでイケていない人間ではないということを理解でき、自信回復にもつながることでしょう。

ただし、自信が回復しても、調子に乗らないでください。
自分よりはるかにレベルの高い人たちから見れば、所詮はどんぐりの背比べをしているに過ぎないのです。
必要以上に自分を卑下する必要はありませんが、自分を過信しすぎてもいけません。

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