どこに行っても損な役回りをさせられる人はいる

どこに行っても損な役回りをさせられる人はいる 教訓

どこに行っても損な役回りをさせられる人、どこに行っても自分の所為にされる人、どこに行ってもバカにされる人、等々、どこに行っても〇〇な人というのはいます。

 

自らその役割を演じてしまっている可能性が高い

どこに行っても〇〇な人というのはいますし、そんな人は、どうして自分ばかりこんな目に合わなければならないのかと思っていることでしょう。

例えば、どこに行っても人間関係が上手くいかない人は、発達障害が疑われるなどといったことを耳にすることもありますし、確かにそうなのかもしれませんが、発達障害などという言葉で片付けられないようなことでも、どこに行っても〇〇ということはあります。

どこに行っても〇〇な人というのは、〇〇な役割を演じてしまっている可能性が高いのです。

以前、「レッテルと役割」ということについて書きましたが、人は他者に貼られたレッテルに基づく役割を演じてしまいがちです。

このレッテルには、個人レベルで貼られるものから、集団・組織レベルで貼られるものもあります。

その集団・組織では、例えば、ある人に対して、その集団・組織の構成員が共通認識として、真面目というレッテルを貼っている場合などです。

その場合、その集団・組織では、真面目というレッテルに基づく役割を演じてしまいがちになります。

そして、真面目というレッテルに基づく役割を演じていると、その言動の様式が身についてしまい、その集団・組織外でも、真面目を演じてしまいがちになるのです。

特に、新しい集団・組織に入る場合に、その傾向は強くなります。
以前から属している集団・組織内では、既にレッテルは貼られ、演じている役割もあるので、変容すること稀ですが、新しい集団・組織では、まだレッテルが貼られておらず、役割も定着していないので、馴染みのある役割を自ら演じてしまうのです。

例えば、以前の職場で真面目というレッテルを貼られ、その役割を演じていた人は、新しい職場でも、自分に身について馴染みのある真面目な役割を自ら演じてしまうといったようにです。そして、それを見た新しい職場の人から真面目というレッテルを貼られてしまいます。

このようにして、どこに行っても〇〇な人は出来上がるのです。

 

意図的に言動を変える

どこに行っても〇〇な人で、それを変えたいと思うなら、意図的に言動を変える必要があります。これまでと同じ言動をしていては、以前と同じレッテルを貼られ、以前と同じ役割を演じることになります。

例えば、これまでの職場で、誰もしたがらない仕事ばかりさせられる損な役回りをさせられていた人がいたとします。

この人は、頼めば何でも引き受けてくれる人というレッテルを貼られ、その役割を演じているのです。
きっと、頼まれた仕事を断るということができないのでしょうし、断るという役割から逸れる行為をすると、他者から批判されるので断れなかったのでしょう。

これが身についていると、新しい職場でも、同じことを繰り返してしまい、誰もしたがらない仕事ばかりさせられる損な役回りをさせられる人になってしまう可能性が高いです。

そこで、まだレッテルを貼られていない、新しい職場に移った当初に、断るという選択をすることも時には必要なのです。

そうして自身の言動を変化させれば、それまでと違うレッテルが貼られ、どこに行っても〇〇から脱却できる可能性は高まります。

ただし、新たに貼られる別のレッテルが、あなたの望むものであるとは限らないということも、念頭に置いておくようにしてください。

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