田舎は閉鎖的だなどと言われることがあります。
私はこれまで、東京も含め、6つの都府県に住んだことがあるが、やはり田舎は閉鎖的かもしれない。
田舎は閉鎖的
個人的な偏見かもしれないのですが、やはり田舎は閉鎖的だと思います。
閉鎖的でなかったとしても、外から来た人は閉鎖的だと感じると思います。
それは、田舎は人の出入りが少ないからです。
田舎にいる若い人は都市部へ出ていくかもしれませんが、田舎には、これからでていくことはないであろう人たちが長く住んでいます。
最近は、田舎暮らしにあこがれる人もいるようですが、都市部に比べれば、田舎に入っていく人は少ないです。
そのため、田舎では、同じ人が長く同じ場所に住んでいるという状況ができ、住民同士のつながり、コミュニティーができやすいのです。
田舎であろうとなかろうと、出来上がったコミュニティーの中に入っていくのは容易ではありません。
新しいものを取り入れると、それまで出来上がっていたコミュニティーのバランスが崩れ、ストレスが生じる可能性があるからです。
人が安定を求め、変化を望まないのは、ストレスが生じるからですが、ストレスを生じさせないために、新しいものを取り入れない=閉鎖的となるのです。
田舎に住む人たちは無意識的にかもしれませんが、閉鎖的になっている部分はあるでしょうし、外から田舎に入った人は、閉鎖的だと感じることと思います。
都会は開放的か?
一方で、都会は開放的かと言われると、そうではありません。
そもそも、都会は人の出入りが多く、地域に住む人も、流動的になりがちです。
そのため、コミュニティー自体が出来上がりにくく、それほど閉鎖的とは感じない環境があるというだけのことです。
都会であっても、コミュニティーの出来上がっている所に行けば閉鎖的だと感じるでしょう。
閉鎖的と感じるか否かは、都会、田舎ということが規定するのではなく、出来上がったコミュニティーの有無によって規定されるのです。
そう考えると、一概に田舎は閉鎖的とは言えなくなります。
どんな環境であっても、横のつながり、コミュニティーの出来上がった環境に入っていくのは容易ではありません。
それは、先にも述べたように、人は変化を嫌うからです。
この季節、これから新しい環境に入っていく人も多いと思いますが、そのに馴染めるか否かは、出来上がっているコミュニティーの強度と、そのコミュニティーにあなたが変化をもたらす可能性がありそうかどうかによるのです。
だから、空気を読む(つまり大きな変化を起こしそうにないように見えるように、周囲に合わせて振舞う)なんてことが求められるのでしょうね。
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