人が苦手な人は過去に人が苦手になる体験をしています

くすぶり人の戯言 雑感

人が苦手、人付き合いが嫌いという人はたくさんいます。

人が苦手になる理由

過去に人で怖い思いをしたり、嫌な思いをしたりと、苦手になる体験をしているからです。
そして、現在進行形で人が苦手という人は、苦手意識を上書きするような、人に関しての成功体験をしていないからです。

以前、「人は体験からしか学ばない」ということについて書きました。
人は体験から良いことも悪いことも学びます。
学ぶというよりも刷り込みに近いかもしれません。
今、自分が持っている得意意識や、苦手意識、思考等々はすべて、過去の体験から学んだものです。過去の大小含め様々な体験が、今のあなたを形作っているのです。

それは親との関係から学んだのかもしれませんし、幼少期の友人関係から学んだのかもしれません。
そんな体験をしたかどうか覚えていないという人もいると思いますが、人が苦手になる具体的エピソードは覚えていなくても、体験から人が苦手だということを心身が覚えてしまっているのです。

動物と同じです。犬や猫でも、人から酷いことをされたことがあると、人に対して、怯えたり、威嚇したりしますよね。
それと同じことが、人が苦手という反応として現れるのです。

人が苦手を克服するには?

人に関して成功体験をするしかありません。
過去の体験は変えられませんし、それらを基に形成されている苦手意識を、自分の意思だけで変えることは不可能です。
人が苦手という意識を変えるには、人が得意だ(苦手ではない)と思えるような、新たな体験をして新たな学びを得ることが必要となります。

例えば、仲間外れにされた人は、仲間に入れてもらう体験を、無視をされた人は、人と楽しくお話できる体験をする等、人に対しての苦手意識が払拭されるような成功体験をして、新たな学びを得るしかないのです。

そして、その成功体験をして新たな学びを得るためには、苦手意識を持ったまま、人と積極的に関わっていくしかないのです。
そこには、当然、人と関わりがうまくいかず、苦手意識を強化してしまうリスクもあります。
ことに人に関しては、相手があることなので、非常に難しい部分があります。

また、大人になると、人が苦手というのを克服することは、さらに難しくなります。
大人になってから、人との関りで成功体験を得ることは稀です。
人が苦手という人は、人との関りを回避する傾向がありますので、人との関わり方を体験する(学ぶ)機会が減少します。
そうなると、人との関わり方がわからなくなり、人と関われなくなります。
つまり、コミュニケーションがうまく取れない人になってしまうのです。
大人になり、社会に出ると特に、コミュニケーションが取れない人は、排除される傾向が強くなりますので、大人になってから人との関りで成功体験を得るのは困難なのです。

人が苦手な人に対して、それを受け入れるだけの余裕ぐらい持ちましょう

私は、人や人付き合いが苦手そうな人には、こちらから積極的に関わるようにしています。
偽善者とか言われそうですが、そうではなく、人が苦手というだけで、その人を切り捨ててはもったいないと思うからです。
人が苦手というのは、その人の一面にすぎません。
もしかしたら、めちゃくちゃ気の合う人かもしれませんし、めちゃくちゃいいヤツかもしれません。
気の合う人や、いいヤツと思える人って、いそうでなかなかいません。
私は、そういう人と関わり、良い関係を築きたいと思っているので、人が苦手という人にも積極的に関わるのです。自分のためです。
そうやって関わることで、人が苦手という人が人と関わる体験をできますので、お互いにメリットがあるのではないでしょうか。

繰り返しになりますが、人が苦手というのは、その人の一面にすぎません。
人が苦手、コミュニケーション下手というだけで安易に排除せず、もう少し、その人となりを見るぐらいの余裕はあってもよいと思います。

多くの人がそういった姿勢を持つだけで、人が苦手なことを理由に引きこもりやニートとなっている人の助けになるかもしれません。

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