自分の考えが正しいわけではない

自分の考えが正しいわけではない 雑感

自分の考えや価値観が必ずしも正しいわけではないことは、わかっているつもりでも、わかっていないことが多いです。

 

自分の考えは自分だけのもの

自分の考えや価値観は自分だけのものです。
この世に、全く同じ考えや価値観を持つ人はいません。

それは、一般常識と言われるようなものでも同じです。
一般常識と呼ばれるものでも、自分の中に取り込んだ時点で、多少なりとも自分なりの解釈が加えられていますので、自分の考える一般常識が、必ずしも世間の一般常識と一致するとは限りません。
自分なりの解釈を加えたものを、一般常識と認識してしまっていることもあるということです。

そう考えると、自分の考えは、自分だけのものということができます。

 

本来、考えに正しいも間違いもない

本来、考えに正しいとか、間違っているということはありません。
そういう考えをもっているというそれだけのことです。
それにも関わらず、正しい考え、間違った考えと言われることがあります。
これは、常識や普通ということに価値をおきすぎているからです。

多数の人が持つ考えが常識や普通とされます。
また、常識や普通であることに重きを置く社会では、多数の人がその考えを持っていなかったとしても、それが常識、それが普通と流布されることで、多くの人がその考えが正しいのだと思い込み、自分の考えを、その考えに摺り寄せるのです。

多数の人に共通する考えと思っても、細部を見れば異なるのですが、表面的に見れば共通しているように見え、それを、多数の人が持つ、常識や普通の考えと認識してしまった結果、正しい考えや、間違った考えが存在してしまうのです。

 

自分の考えを他者に強要する人が多い

常識や普通と思っていることも含め、自分の考えは、自分だけの考えであって、それが必ずしも正しいわけではないのです。

それにも関わらず、自分の考えが正しいと誤解している人が多すぎるといえます。

自分の考えが正しいと誤解をしている人は、常識、当たり前、普通といった言葉を用いて、自分の考えが正しいのだから従えと強要します。

本当に迷惑な話です。

自分の考えに自信を持つのは結構なことなのですが、それが正しいなどと思わず、時には自分の考えを疑ってみたり、自分の考えを他者に押し付けていないかなどと振り返る、謙虚さを持ってほしいものだと思います。

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