人生において、選択に迫られる場面は多いですが、時に自分の希望を優先するか、他者からの期待を優先するかの選択が迫られる場合があります。
自分の希望
自分の希望とは、そのままの意味で、自分の望みのことです。
一般的には、何かの選択に迫られた場合、自分の希望を優先するという人が多いのではないでしょうか。
中には、自分の希望なんてないという人もいるかもしれません。
その場合も、”これだけは嫌だ”という、ある種の希望を持っている場合も多く、積極的、消極的の違いはあるかもしれませんが、多かれ少なかれ、自分の希望を優先している場合が、多いのではないかと思います。
もちろん、自分の希望を優先することが悪いということではありません。
自分の希望を優先して、それが叶えば、それに越したことはないと思います。
しかし、往々にして自分の希望が叶わないということもあります。
例えば、やりたい仕事があって、新卒で希望の会社に就職したとしましょう。
希望の会社に就職したからといって、希望の仕事が出来るとは限らず、希望外の部署に配属されることだってあります。
転職の場合も、こういった可能性がないとは言えません。
自分のやりたい仕事に応募しても、それまでの経験や実績が別の形で評価され、やりたい仕事以外での採用を打診されることもあるかもしれません。
このように、自分の希望を優先したからといって、必ずしも、自分の希望が叶うとは限らないのです。
他者からの期待
他者からの期待とは、他者があなたに望むことです。
何かの選択を迫られた場合、自分の希望ではなく、他者からの期待を優先するというのも、選択肢の一つだと思います。
これは、他者からの期待が、自分の希望ではなく、むしろ、自分が望まない場合であってもです。
それは、他者からの期待というのは、自分ではなく、他者の目から見た、自分の適性や可能性であるとも言えるからです。
例えば、仕事で自分の希望する部署に配属されず、自分の希望の仕事が出来ないといった場合、自分の希望する仕事が出来る会社に転職するか、そのまま会社に残って、自分の希望しない仕事をするという選択肢があると思います。
希望の部署に配属されない理由は、様々でしょう。
自分が希望する仕事に対する適性がないとか、社内の人員の都合上とか、どちらかと言えば、後向きな理由の場合もあるでしょうが、自分が希望する仕事よりも、より適性がある、より可能性があると、前向きな評価、判断をされ、期待されて、希望外の仕事に就かされるということだってあるのです。
考え方によっては、他者の期待とは、自分では気づかない、未知の可能性に、他者が気づいてなされるもとも言えます。
その結果、自分の希望ではない、むしろ自分が嫌がっていた分野で大きな結果を残せる場合だってあるのです。
自分の希望か、他者からの期待か
自分の希望を優先するか、他者からの期待を優先するか、どちらを選択するかは自分次第ですが、難しい選択だと思います。
どちらを選んでも、成功することもあれば、失敗することもあります。
どちらが良い悪いということではありません。
しかし、これまで、どちらかというと、自分の希望を優先してきたけれど、人生が上手くいっていないと感じるのであれば、他者の期待に乗っかってみるのもありかもしれません。
他者からの期待というのは、仮ではありますが、あなたの価値を認めているからされるのです。
自分の希望に沿わないからといって、悪いものではありませんし、期待されれば嬉しいものです。
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