けちが付いてからが勝負

けちが付いてからが勝負 教訓

物事にけちが付いて、テンションが下がって、やる気がなくなったという経験を持つ人も多いのではないかと思います。

けちが付いてやる気をなくすか、そこからもうひと踏ん張りするかが、勝負の分れ目かもしれません。

 

けちが付くと、テンション下がる

けちがつく【けちが付く】
物事がうまくいかないことを思わせるような、縁起の悪いことが起こる。

『大辞林 第三版』(三省堂)より引用

けちが付くとは、上記のような意味ですが、やる気があるときや、これから始めようとしているときほど、けちが付くとテンションが下がります。

テンションが下がった結果、やる気が失せたり、変に不安になったり、ネガティブ思考になったりして、その物事に取り組むこと自体が躊躇われてしまうこともあります。

誰だって、物事は順調に進んでほしいものです。

順調に進んでいれば、多少うまくいかないことが出てきても、流れにのって上手く乗り越えられますので、その後も順調に進みやすい(順調に進んでいると思い込みやすい)のです。

けちが付くということは、初めから、又は、早い段階で、順調に進まないということを予想させられるということです。

順調に進まない可能性を感じさせられて、やる気やテンションを維持できるでしょうか。

人は苦労することを望みませんので、けちが付くと、順調に進まない=苦労すると思って、”やっぱりやめようかな”とやる気が失われ、テンションが下がってしまうのです。

 

けちが付いてからが勝負

けちが付いて、やる気を失い、テンションが下がった状態で物事を進めても、順調には進みません。

順調に進んでいたとしても、”上手くいっていない”と感じがちです。

それは、けちが付いたことが、原因ではありません。

けちが付いたということを言い訳に、やる気を失い、テンションを下げてしまったからなのです。

だからこそ、けちが付いてからが勝負なのです。

けちが付いた段階で、どれだけ自分を奮い立たせ、やる気とテンションを維持していけるかが、勝負・結果の分れ目なのです。

けちが付いたことでも、やる気を持って取り組めば、上手くいくことが多いですし、けちが付かなくても、やる気がなければ、上手くいかないことは多いのです。

けちを付けるのは、たいていが他人です。

もしかしたら、あなたを陥れるために、けちを付けているのかもしれません。

重要なのは、けちが付くか否かではありません。

けちが付いたとしても、どれだけモチベーションを維持できるかなのです。

他人が付けたけちに振り回されることなく、自分の覚悟を持って、物事に取り組んでほしいと思います。

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