あなたが嫌いな人は、あなたを嫌いな人

あなたが嫌いな人は、あなたを嫌いな人 人間

誰でも、好きな人もいれば嫌いな人もいます。

そして、同じように、あなたを好きな人もいれば嫌いな人もいるのです。

 

好意の返報性

心理学の分野では「好意の返報性」という言葉があるようです。

単純に言えば、あなたが、好意を向けた相手が、あなたに好意を返してくれるということのようです。

もちろん100%好意が返報されるわけではないようですが、自分の体験を振り返ってみるとそうかもしれないと感じることはないでしょうか。

例えば、恋愛において、自分のことを好きだと言ってくれる人のことを、好きになるとか、自分に協力的な人が困っていたら、力になってあげようと思うなどといったことは、多くの人が経験しているのではないかと思います。

別に難しく考えたり、科学的根拠を求めなくても、人間の感情として、自分に好意を向けてくれる人には、全てではなくても、自分も好意を向ける傾向があると感じる人は少なくないのではないでしょうか。

当然と言えば当然かもしれません。

自分に好意を向けてくれる人に対して、わざわざ悪意を向けようなんて思う人はそう多くはないと思います。

それに、何か、自分にとって良いことをしてもらったら、良いことをお返ししたいと思うものではないでしょうか。

好意の返報性というのは、人間誰しもが持つ傾向なのではないかと思います。

 

悪意の返報性

裏を返せば、悪意の返報性というのもまたあるのではないかと思います。

自分に悪意を向けてくる人に対して、好意を向けるなんてことができる人は、そうそういないと思います。

目には目をではないですが、悪意を向けられたら、こちらも悪意を向けてしまうというのが人間の性ではないでしょうか。

これもまた、当然なのかもしれません。

悪意を向けるということは、敵対し、攻撃してくるかもしれない、つまり、人に心配、不安を与えることなのです。

こちらとしては、攻撃されるかもしれないのですから、攻撃されないように牽制する必要があります。

だから、こちらも相手に悪意を向け、心配、不安を与えて、攻撃することを躊躇させるのです。

単純に考えて、別に好きでも嫌いでもない人から、あなたのことを嫌いだなどと悪意を向けられたら、”何だコイツ”?と思って、嫌いになるものだと思います。

嫌いだなどと悪意を向けられ、その人のことを、好きだなどと好意を返すのは、特殊な癖を持った人くらいでしょう。

 

あなたが嫌いな人は、あなたを嫌いな人

上のことから考えれば、あなたが嫌いな人は、あなたを嫌いな人なのです。

そして、あなたが好きな人は、あなたを好きな人なのです。

だから、人に安易に悪意を向けないほうが良いと思います。

あなたが悪意を向ければ、あなたも悪意を向けられますし、あなたが好意を向ければ、あなたも好意をむけられるのです。

どちらかといえば、好意を向けられるほうが、生きていて楽しいのではないでしょうか。

人間関係、楽しく生きるには、よく知りもしない人の悪口ばかり言って悪意をまき散らすより、よく知らないからこそ、良いところを探そうと、好意を振りまくほうが良いのかもしれません。

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