世の中には、自分が正しいと思っている人がいます。
何を根拠に自分が正しいなどと思っているのか理解に苦しむのですが、自分が正しいと思っている人は、頑なに自分の考えを変えようとはしません。
彼らのことは、正直なところあまり信用できないのではないかと思います。
正しい事なんてない
世の中には正しい事なんてありません。
正しいとされていることは、常識などと呼ばれるものを代表として、世間一般で正しいとされている価値観の一つに過ぎないのです。
時代が変われば、常識も変わります。
以前は、誤りとされていたことが、時代が変われば正しいことになり、逆もまた然りなのです。
我々が思う正しいことは、正しいと思い込まされているものでしかないのです。
自分が正しいと思う人
自分が正しいと思う人は、何を根拠に自分が正しいと思っているのでしょうか。
それは、自分の価値観です。
自分の経験で培った価値観を根拠として、自分が正しいとしているのです。
これ自体は、悪い事でも、誤ったことでもありません。
誰もがそうやって生きています。
自分が正しいと思う人の問題は、自分の正しさが全てだと思っているところにあるのです。
世の中に正しい事なんてないのです。
逆に言えば、間違っている事もありません。
自分が正しいと思っている人は、それに気付くことができません。
そして、自分の正しさが全てと思い、他者の正しさを受け入れることも、認めることもできずに、他者を否定するのです。
世の中に正しい事なんてないのに、自分の正しさが全てと思っている人のことを信用なんてできるでしょうか。
できるはずもありません。
彼らは、他者の正しさを否定・排除し、自分の正しさを押し付けてくるのですから、信用なんてできるはずもないのです。
自分が正しいとは限らないと思っている人のほうが信用できるかもしれない
人は、多かれ少なかれ、自分が正しいと思って生きていますが、自分の正しさが全てと思っている人よりは、自分が正しいとは限らないと思っている人のほうが、信用できるかもしれません。
自分が正しいと思い込んでいる人は、頑なで視野が狭いのです。
自分が正しいと思い込んでいるのですから、他の価値観を取り入れる柔軟さもありませんし、自分の正しさでしか物事の見れないのですから視野が狭いのです。
一方で、自分が正しいとは限らないと思っている人は、自分が必ずしも正しいわけではないと理解しているのですから、他の価値観を取り入れる柔軟さを持ちますし、他者の正しさに寄せて物事を見れますので、視野が広いのです。
自分の価値観だけに根拠を求める人と、より広い視野をもって、他の価値観も取り入れ根拠を求める人のどちらの正しさが信用できるでしょうか。
一概に、どちらが信用できるとは言えないかもしれませんが、自分の正しさに凝り固まっている人よりは、自分の正しさを疑っている人のほうが信用できるような気もします。
あなたはいかがでしょうか?
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