”使えない”というのは簡単です

”使えない”というのは簡単です 教訓

組織の中で仕事をしていると、”あいつは使えない”などといったことを耳にすることは、比較的よくあるかと思います。

個人的には、こういうことを耳にしてあまり気持ちの良いものではないので、こういうことをいう人もあまり好きではないですし、こういうことをいう人を見ると、”お前が一番使えねーよ”なんて、つい心の中で呟いてしまいます。

 

”使えない”と言うのは簡単です

”使えない”というのは、つまりは仕事が出来ないということです。

新卒で4月に入社した人なんかは、入社後、二か月半くらいたって、あなたたちのことを、先輩社員たちは、”使える”とか”使えない”などと言っていることでしょうし、あなたたちも先輩社員や上司を見て、”使える””使えない”などと言っているかもしれません。

もしかしたら、”使えない”と言われたり、陰口をたたかれたりして、傷ついている人もいるかもしれません。

”使えない”と言うのは簡単です。

自分が感じたことを、何の配慮もなく口にすればいいだけのことですから、誰にでもできます。

私も聖人君子ではありませんので、他者の仕事を見て、”使える””使えない”と思うことがないわけではありません。

しかし、それを口にすることは絶対にありません。

それは、私の”使える””使えない”という評価と、周囲の”使える””使えない”の評価が必ずしも一致しないからです。

周囲の人が”使える”と言っている人が、私は”使えない”と感じていたり、私が”使える”と思っている人が、周囲が”使えない”と言っていることなんて往々にしてあります。

もちろん、私の評価がずれていると言われてしまえばそれまでですが、”使える””使えない”の評価なんてそんなものです。

個人の主観によって、勝手にそう思っているだけのことですから、評価とすらいえず、個人の感想でしかないのかもしれません。

その個人の感想でしかないものを、口に出して何の意味があるでしょうか。

個人の感想で、”使えない”と言って、誰かを傷つけたり、やる気を削いでも何の意味もないと思うのです。

だから、”使えない”と言うのは、簡単なのですが、口にしないというのが自分の中での正解なのです。

自分の感想でしかないものを、得意気になって、いかにも正しいかのように、”使えない”と口にしてしまっているあなたは、”使えない”と言うのは簡単ですが、あなた自身が”使えない”と思われているということを忘れないほうが良いと思います。

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