あなたが口を出すことではない

あなたが口を出すことではない 教訓

他人のことに口を出したがる人がいます。
自分がついつい口を出してしまっているということもあるでしょう。
良かれと思ってということも、あるでしょうが、口を出す前にそれが本当に相手の為なのか考えたほうが良いかもしれません。

 

口を出すとは?

くちをだす【口を出す】
他人の会話に割り込んでものを言う。さし出口をする。 「横から-・すな」

『大辞林 第三版』(三省堂)より引用

でしゃばって余計な口出しをしたり、身の程をわきまえず、意見を言ったりすることを意味します。

口を出すというのは、その意味から考えると、あまり好ましい行為ではないようです。
実際に口を出されることを快く思わない人も多い事でしょう。

それにも関わらず、なぜ人は口を出してしまうのでしょうか?

 

口を出すのは、相手を見下しているから

口を出すのは、相手を見下し、自分が正しいと思い込んでいるからに他なりません。

口を出した経験がある方も多いと思いますが、自分が口を出した時の状況を思い浮かべてみてください。

目上の人に口出しをしたという経験がある人はほとんどいないことと思います。

自分の意見が正しいと思っているということは、相手の意見を否定しているということです。
そして、相手の意見を否定していても、自分より目上であったり、自分より優位な立場にある人に口出しをすることがないように、自分より下である人、つまりは見下している人にしか口出しはしないのです。

口出しをするという行為自体が、その相手を否定し見下すという行為だといっても過言ではありません。

これは、友人などの一見対等に見える関係でも同じです。

友人の為を思って口を出した、という人もいることと思います。
しかし、友人のためと思っているのはあなた自身です。
あなたが勝手に友人のためと思っているだけであって、実際に友人のためになっているとは限りません。
友人のためとは言いながらも、自己満足のためになっていることだってあるのです。

友人のためとは言っても、友人の意見なり考えを否定していることには変わりありませんし、”お前のその考えはおかしい、自分の考えこそ正しい”と見下していることに変わりはないのです。

 

相手を尊重すると口出しができなくなる

相手のことを尊重すると、口出しができなくなります。
自分は相手のことを全て理解しているわけではない、自分の必ずしも考えが正しいわけではない、相手も色々と考えている等々、相手のことを考えると、軽々しくものを言えなくなりますし、何も言えなくなるというこも少なくありません。

そもそも、自分が口出しをするようなことではないなと思い至るのです。

そこまでいって、それでもあえて口出しをするというのなら、きっと相手のためになる口出しなのではないかと思いますので、口出しをしてもいいのかなと思います。

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