人を楽しませるために、自分が楽しむという過ち

人を楽しませるために、自分が楽しむという過ち 雑感

人を楽しませるためには、まず、自分が楽しむことが必要などと言われます。
確かに、楽しんでいる姿をみれば、こちらも楽しくなってくるというのはあるかもしれません。でも、人を楽しませるために、自分が楽しむというのは基本的にはまちがっていると思います。

人が楽しいことと、自分が楽しいことは一致しない

楽しいとか、楽しくないといったことは、人が主観的に感じることです。
自分が楽しいからといって、人が楽しいとは限りません。
逆もまた然りです。

以前、私が通っていた美容院に、「お客様を楽しませるために、自分が楽しむ」というスローガンを掲げているところがありました。
その美容院は、朝一で行くと、朝礼の様子を見ることができます。
ラッキーとか、ポジティブな言葉を皆で連呼していました。
”ブラックか?”と思っていたのですが、お店もスタッフの雰囲気も良く、接客も丁寧で、技術もしっかりしていたので、人気のある美容院でしたし、しばらく通いました。

担当してくれた方も、私を楽しませようと色々と話題を振ったりしてくれてました。
担当美容師さんも、自分が楽しむために自分が好きな話とかを色々としていました。
しかし、私はあまり愛想が良いほうではないので、美容師さん苦戦しているなと思ってました。

そのうち、こちらが美容師さんに気を使って、話題にのっかたりするようになり、面倒くさくなって、その美容院にはいかなくなりました。

楽しく仕事をするという心がけは素晴らしいと思うのですが、楽しく仕事をしても、お客さんも楽しいとは限りません。

人を楽しませるためには、自分が楽しむことよりも、人を楽しませるために尽力しなければならないと思います。例え、自分が楽しくなくてもです。

人を楽しませることを、楽しめるのが最強

人を楽しませるために、まずは自分が楽しむよりも、人を楽しませることに、喜びを見いだせ、人を楽しませること自体を楽しいと感じれるようになることが重要だと思います。

人を楽しませるために、自分が楽しもうとしている人には、気を使って、楽しませてあげないとと思ってしまいます。楽しませようとしている人が、気を使って、自分を楽しませようとしてしまうのですから、本末転倒です。

サービス業等、人を楽しませる、喜ばせることを仕事をしている人は、特にそうです。
自分がちっとも楽しくないことをして、人を楽しませないといけない時もあると思います。
時には、こんな客、楽しませる必要なんてないと思うこともあるでしょう。
主に人を相手にするような仕事は、本当に大変だなと思います。

そんな大変な仕事をしている人も、人を楽しませることを、楽しめるようになると、少しは仕事自体が楽しくなるかもしれません。

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