悪口を言うのやめたら

悪口を言うな 社会

多くの人が、悪口を言ったり、悪口を言われた経験があると思います。

人間ですから、人に対していろいろな感情を持つと思います。
悪口を言わないようにするために、相手の長所を見つけようとか、悪口を言うと自分の評価を下げることになるとか、悪口を自重するための方法を書いた記事をみかけます。

相手の長所を見つけようとも、嫌いな人は嫌いですし、自分の評価を下げるとわかっていても言ってしまうのが悪口です。
少なくとも私は、そこまでできた人間ではありません。
悪口を言うことだって時にはあります。
それでも、悪口に対して一つだけルールを決めています(完全に実践できているかは怪しいですが…)。

その人が属する集団の中では、その人の悪口は言わない

悪口を言う場合、ストレス発散などの意味合いもあるとは思うのですが、突き詰めて考えると、あいつはダメな人間だというのを主張し、悪口の対象を貶めたいという心理が働いていると思います。

自分が悪口を言うことで、悪口を言われた対象は、その集団の中で皆から悪口を言われ、孤立し、排除されてしまうかもしれません。人を追い詰めるこの行為は、人としてあるまじき行為です。

人が他者にどんな感情を持とうと、それは個人の自由です。
しかし、その個人の感情をもとに周囲の人を扇動するようなことをするのは、人としてクズとしか言いようがありません。

皆さんもこういうことをされるのは嫌だと思います。
自分がされて嫌なことは、人にもしないのが鉄則です。
子供でも分かることですよね。
だから、その人が属する集団や、人間関係の中では絶対に悪口は言ってはいけません。
その人が築いたものを、あなたの感情で壊す権利はありません。

ネガティブな感情からは、ネガティブな感情しか生まれません

特殊な癖を持っていなければ、悪口を言われて良い気分がする人はいないと思います。
あなたが、誰かの悪口を言えば、その誰かはあなたに対して良い感情を持つことはありませんし、悪い感情を生むことでしょう。逆ももまた然りです。
ネガティブ感情があなたと、悪口を言った誰かの中で渦巻くだけです。

また、その人が属する集団の中で悪口を言った場合、その人と仲の良い人も、あなたに悪い感情を持つことでしょう。人間の腹の中なんてわからないものですから、自分の味方だと思っていた人でも、あなたに悪い感情を抱くことだってあります。

その人が属する集団の中で悪口を言うということは、自分の敵を自ら作る行為でもあると言えます。阿呆のすることですね。

だから悪口を言ったって、何も良いことなんてないんです。

悪口は誰に言えばいいの?

悪口の対象となる人と、全く関係のない人に言いましょう。
そのうち、全く関係のない人に言っても、仕方ないと気づき悪口を言うこと自体なくなっていきます。
そもそも、悪口を言うということは、悪口の対象に関心を向けているということになります。悪口を言いたくなるほど嫌いな人なのに、関心を向けているなんて、少し頭のおかしい方がすることではないでしょうか。

皆さん悪口をやめましょう

職場、学校、ママ友等々様々な集団に属し、様々な人間関係を形成していると思います。
そこで生じる人間関係の悩みは、たぶんほとんどがこの悪口に起因するものではないでしょうか。皆が、少なくとも悪口の対象となる人が属する集団の中では悪口を言わないということを徹底すれば、悪口を言うことも言われることなくなるのですから、誰もが嫌な思いをしなくて済みますし、余計な気苦労もなくなると思います。

結局、自分が嫌な思いをせず過ごすためには、人にも嫌な思いをさせてはいけないのです。
こんな簡単なこともできないとは、この世は(自分も含め)ろくでもない人間ばかりなのでしょう。

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