どうでもいいことは力を入れてやるのに、やるべきことは後回しにしてしまうということがないでしょうか。
どうでもいいことに尽力するくらいなら、やるべきことをやるほうが良いのでしょうが、わかっていてもできないものです。
どうでもいいことばかりやってしまう心理
例えば、引っ越しの準備をしている際に、昔のアルバムが出てきて見入ってしまい、肝心の引っ越しの準備が全然進まないなんて経験がある人もいるのではないかと思います。
試験勉強をしていて、息抜きにゲームをしたら、普段はそれほど熱中しないのに、その時に限ってゲームに熱中してしまうなんてこともあるでしょう。
これらは、やるべきことをやらないで、どうでもいいことをやってしまっている典型的な例ですが、やるべきことがある時に限って、どうでもいいことをやってしまうというのは、やるべきことを回避したいという心理の現れです。
やるべきことは、必ずしもやりたいことではありません。
やるべきことは、時に苦痛を伴うものでもあります。
だからこそ、出来れば、やるべきことをやらずに回避したいのです。
そのため、やるべきことをやらずに、どうでもいいことをやってしまうという現象が起こります。
どうでもいいことばかりをやった成れの果て
例えば、引っ越しの準備をせずに、昔のアルバムばかり見ていたら、引っ越し日の前日、あるいは当日に、大慌てで荷物を箱詰めして、引っ越した先で、どこに何が入っているかわからず、苦労するかもしれません。
ゲームに熱中して、試験勉強がおろそかになれば、当然、試験で良い結果を得ることなんてできません。
やるべきことをやらずに、どうでもいいことばかりやっていては、結果が惨憺たるものになるのは目に見えているのです。
人生においても同じです。
やるべきことをやらずに、どうでもいいことばかりやってきたから、どうしようもなくつまらなく、負け組、底辺と呼ばれるような惨憺たる人生になったのです。
どうでもいいことばかりをやってきた成れの果てが、今の人生なのです。
望むものがあるなら、やるべきことをやるしかない
つまった人生、楽しい人生、勝ち組の人生…
望むものがあるのなら、今やるべきことをやるしかありません。
やるべきことを後回しにして、どうでもいいことばかりをやっていても、望む人生は手に入りません。
あなたが羨む人生を送っている人を、よく観察するなり、話を聞くなりしてみてください。
彼らは、一見そうは見えなくても、やるべきことをきちんとやっています。
やるべきことは、苦しみを伴うものであればあるほど、後回しにしていまいがちですが、苦しみの程度が大きいものほど、最優先でやらなければならないのです。
やるべきことをやるには、楽しいことを後にとっておくという精神が必要なのかもしれません。
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