日大アメフト部の問題は会社”あるある”

雑感

最近、日大アメフト部の選手が、故意のタックルにより、対戦相手選手に怪我を負わせたニュースが連日報道されている。

あまり、こういうことは話題にしたくないと思いつつも、久しぶりに本気でムカついたニュースだったので取り上げることにした。

ただし、本内容は、ニュース等で報道されている内容を受けての、あくまでも個人的想像、妄想、感想によって書かれているものなので、その点はご留意いただきたく思う。

 

真実は明らかにはならない

このニュースを見ていて思うのは、真実は明らかにはならないということだ。

それは、誰もが保身に走っているからだ。

監督や、大学、コーチはもちろん、一学生の身分でありながら、身を削って記者会見を開き、誠意ある対応を見せた、当事者の某選手本人もそうだ。

私は、某選手のことを批判したいわけではない。

某選手の記者会見は立派であったあし、自分の将来だって棒に振りかねない中での勇気ある行動だったと思う。

こんなことで、彼の将来が潰されて欲しくないと思っているし、私にその力があるのなら、彼の将来を守ってあげたいと思っている(残念ながら私にはその力がないが、きっと彼の将来を守ってくれる、まともな大人がいると信じたい)。

彼は、真実を語っていると思うし、彼の言っていることが事実だと個人的には思っているが、彼の行動も、色んなことを天秤にかけた上での行動なのだ。

彼の親なり、周囲の大人たちが、彼のためを思って色々動いたうえでの記者会見であったのだと思う。

二十歳で実名を出されてはいるが、自分が二十歳の頃を思い返せば、まだまだ子供だったと思うし、彼もまだ子どもの部分はあるのだと思う。

要は、彼は誠実に対応していたが、周囲の大人の入れ知恵なり何なりが、全くなかったとは言いきれないということだ。

その時点で、彼が100%真実を話していたとしても、100%真実ではないかもしれないという疑念は残るし、疑念が残った時点で、他者からすれば真実とは言い切れない部分が出てくるのだ。

そして、監督は「自分の責任」というだけで、真実は語らず、大学側は、「潰せ」といういかようにも解釈できる表現で報道されていた時点で想像ができた、解釈の相違という見解を示している。

多くを語ればボロがでるし、真実を語れば己が多大な痛みを被るのだから、皆が保身に走る。

だから真実はわからなくなってしまう。

個人的には、何もない立場の一学生が身を削ったという時点で、某選手が記者会見で語った内容が真実だと思っているが、それを証明するものは今の所何もないのだ。

 

監督を上司、大学を会社と考えると”あるある”に見えてくる

これは、大企業のみならず、多くの会社で当てはまるのではないかと思うのだが、よく部下のミスを、この事件の監督のように「自分の責任」という上司はいる。

それが格好良いとか、潔いとか思っているのかもしれないが、上司なり、上に立つ立場の人間による「自分の責任」という発言は、自分の責任ではないと暗に言っているように思うのだ。

部下のミスは「自分の責任」だけど、”自分の指示ではない””自分のミスではない”と言っているように聞こえてならない。

本当は、そうではない。

上司の指示により、その指示に従ってやったからミスったのだ。

それを取り繕うように、保身のために、いかにも自分の所為ではないかのように、上司は、「自分の責任」なんて、格好をつけて言うのだ。

そして、会社側は、あたりさわりのないことをいって、適当にごまかし、やり過ごそうとする。

多くの会社が問題を起こすな、問題が起こっても、どんな形であれ、会社ができるだけダメージを受けない形で沈静化すればそれでいいというスタンスなのだ。

今回の事件で、この監督や、大学の対応を見ていて、ふとそんなことを思った。

率直な感想としては、”あんたらベタやな~”といったところか。

まぁ、あくまでも個人的感想による戯言に過ぎない。

適当に読み流していただけると幸いである。

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