人は見かけによらない。特にポジティブな印象を持つ人の場合はね。

人は見かけによらない。特にポジティブな印象を持つ人の場合はね。 教訓

人は見かけによるかよらないか

人は見かけによるかよらないかということは、結論から言えば、一概には言えないということになると思います。

見かけが真面目そうな人が、見かけ通り真面目だということもあれば、見かけが不良そうな人が、優しく良い人ということもあるように、見かけ通りの人もいれば、見かけと全く違う人もいます。

このように、人の人間性が見かけに出る場合もあれば、見かけに出ない場合もあるので、人が見かけによるかよらないかということは、どちらとも言えないとしか言えないでしょう。

しかし、見かけに出る場合もあれば、見かけに出ない場合もあるのだから、自分が人に対して誤った認識をしないためにも、見かけだけで判断してはいけないということは言えるでしょう。

 

第一印象

見かけは第一印象に大きな影響を与え、その第一印象が、後々のその人の印象にも大きく影響することが、以下のような内容で社会心理学では説明されています。

・メラビアンの法則(話の内容よりも、口調や話すスピードなどの聴覚情報や、見た目などの視覚情報が優先されるという俗流解釈が有名です)

・初頭効果(初めて相手を見た瞬間から数秒程度の時間で相手の印象を決定し、その印象を長く持ち続ける傾向にある)

・ハロー効果(その人が持つ特性に引きずられ、他の特性についての評価にバイアスがかかること。例えは初めにさわやかな笑顔であいさつされ、好印象を持つと、実際にどうかわからなくても、その人に対して良い評価を与えやすいということ)

人は、見かけだけで判断してはいけないとわかっていても、人は見かけで判断してしまいがちといえるでしょう。

 

人は見かけによらない。特にポジティブな印象を持つ人の場合は注意が必要

他者から良く見られたいと思う人はいても、他者から悪く見られたいという人はほとんどいないのではないかと思います(悪く見られたいと思う場合でも、悪く見られることが自分にとっては良いことという場合がほとんどです)。

だからこそ、見かけで好印象を持つ人には注意が必要です。
人は他者から良く見られたいと思っていますので、自分を良く見せるような見かけを作っていることがほとんどなのです。
意識的・無意識的に関わらず、ほぼ全ての人が他者を欺こうとしていると言っても過言ではありません。
見かけと、実際は一致するとは限りませんが、見かけで好印象を持つ人には、過大評価をしてしまいがちだということは、上記の社会心理学の理論から見ても明らかです。
実際はクズなのに、見かけの好印象に騙されるということが誰にでもありえるのです。

例えば、しっかりしていそうな人が、よく見ると全くしっかりしておらず、頼りないなんてことはザラにあります。
そんな人に例えば、仕事のプロジェクトのリーダーを任せたりしたら、頼りなく無責任で散々な結果になるなんてこともあり得ます。

だから人は見かけによらないと思っておくほうが身のためです。
特に見かけで良い印象を持つ人には、その目くらましの所為で、真実が見えなくなりがちなので、気を付けましょう。

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