家族や友人、恋人など、あなたが大切に想っている人がいて、その相手もあなたのことを大切に想っているといったように、お互いがお互いを大切に想い合っているという関係性を持っている人も多くいると思います。
時にお互いに想い合っているからこそ、上手くいかないということもあります。
その想いが相手のためになるとは限らない
相手のためを思ってとった言動が、必ずしも相手のためになるとは限りません。
いくらお互いに想い合っている人だからといって、相手のことを完璧に理解できるということはあり得ません。
そのため、相手のためを想っていたとしても、それが相手の望むものであるとは限らないのです。
相手のことを想っていたとしても、想っているのはあなたであって、その想いは、あなたのある種の身勝手さを含むものなのです。
だからこそ、相手のことを想ってとった言動であっても相手のためにならず、結果的に齟齬が生じることがあるのです。
逆もまた然りで、相手があなたのことを想った言動をとったつもりでも、それには多少なりとも相手の身勝手な想いであることには変わりはないので、あなたが相手に苛立ちを覚えることだってあるのです。
その想いが相手に伝わるとは限らない
あなたが相手のことを想った言動をとったつもりでも、結果的に齟齬が生じることもあり得るということは、先に述べた通りです。
仮に齟齬が生じたとしても、その想い自体が相手に伝わっていれば、相手も、自分のことを想ってやってくれたことと思えるのでしょうが、人とはやはり身勝手なもので、自分が望むものでないと、”私のことをわかってくれていない”と身勝手な思いを抱くのです。
このように、あなたがいくら相手のことを想っていても、相手にその想いが伝わるとは限りません。
逆もまたまた然りで、相手があなたのことを想った言動をとったつもりでも、それがあなたの望むものでなければ、あなたは相手に不満を抱きます。
”相手は私のことを想ってくれていない”と身勝手な不信感を抱き、相手の想いがあなたには伝わらないのです。
このように、相手がいくらあなたのことを想っていても、その想いにあなたが気づけないことだってあるのです。
想い合っていてもうまくいかない時もある
いくらお互いに想い合っていても、その想いが相手のためになるとは限らず、また、その想いが相手に伝わるとは限らないため、うまくいかない時もあるのです。
こんな時は、お互いに想い合っているにも関わらず、”自分ばかりが相手のことを想っていて、相手は自分のことを想ってくれていない”なんて思ったりします。
その積み重ねが、お互いに想い合っているにも関わらず、仲違いを生みます。
こんなことで、自分が想える相手、自分を想ってくれる相手と疎遠になるのはもったいない気もします。
想い合っているからといって、その想いだけで上手くいくわけではないということを知っておかなければならないのです。
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