ネガティブな人は、ネガティブを集めたがる

ネガティブな人は、ネガティブを集めたがる 雑感

世の中には、ネガティブな人がいます。
私もどちらかというとその一人です。
ネガティブな人で、ポジティブになりたいと思っている人もいるかもしれませんが、ずっとネガティブなままという人も少なくないことでしょう。

 

ネガティブな人は、ネガティブを集めたがる

ネガティブな人は、意識的にか無意識的にかはわかりませんが、ネガティブを自ら集めています。

例えば、転職を考えている人がいて、経験のあるAという職種を続けるか、未経験のBという職種を選択するか迷っている人がいたとしましょう。

通常は、Aの職種を続けるメリット・デメリット、Bに職種転換をするメリット・デメリットを検討して、最終的には自分で判断するということになりますが、ネガティブな人はデメリット等ネガティブな情報のみを集めます。

例えば、知人に相談して、Aの職種を続けるデメリットだけでなく、メリットを聞いたとしても、「でも…」とネガティブに置き換えます。

Bの職種の経験者にメリットを聞いても、同じく「でも…」とネガティブに置き換えるのです。

そして、質問の仕方も、ネガティブを引き出すような質問の仕方をするのです。

傍から見ていると、”あほか”と言いたくなってしまいますが、ネガティブな人は大抵、上記のようなことをしています。

つまるところ、ネガティブな人は、自ら、ネガティブな情報等、ネガティブを集めており、ネガティブを集めたがっているのです。

そして、どっちに転んでも不幸だと、ますますネガティブになります。

 

ネガティブを集める理由

ネガティブな人がネガティブを集める理由は、不幸な自分、悲劇のヒーロー(ヒロイン)でありたいと願っており、不幸・不運であることが彼らのアイデンティティだからです。

そして、周囲から同情してほしいのと同時に、上手くいかなかったときの言い訳、防衛線を事前にはっているのです。

ネガティブな人は、劣等感は強いのですが、一方では、変なプライドが高い(能力は高くないが、自己愛的で自分が優れていると思い込んでいる。そのため、他者に負けたくないという気持ちが強く、能力が高い人に対して、対抗心を持っていたり、自分が重用されないことへの嫉妬心を強く持っている。その嫉妬心から、能力が高い人に対して、見下すような言動をとることもあるような人)という特徴も持つので、劣等感を補償し変なプライドを守るために、ネガティブであろうとします。

ネガティブであろうとするためには、ネガティブなことのみに注目する必要があり、ポジティブなこともネガティブに置き換える必要があるのです。

 

ネガティブは直るか?

ネガティブは直りません。

思考パターンや、物事の捉え方というのは、これまで生きてくる中で形成されたものですので、簡単に変化するようなものではありません。

人格の歪みというのは、誰でも、多かれ少なかれ持っているものですが、ネガティブもその一つです。

ただ、本当にネガティブが嫌だと思っているのであれば、ネガティブな人とはあまり関わらないほうが良いかもしれません。

お互いに、よりネガティブであることを競い合って、ますますネガティブになってしまうかもしれません。

しかし、ネガティブな人がポジティブな人と付き合うというのもまた難しいものです。

ネガティブな人からしたら、ポジティブな人は、共感してくれない人だからです。

ネガティブな人というのは、一緒にいて、あまり気持ちの良いものではありません。

ネガティブなことばかり言われると、うんざりしてしまうこともあります。

ネガティブという自覚がある人は、意識的にネガティブな言動を控えたり、ネガティブを集めないようにするほうが良いかもしれません。

そして、ネガティブな人に付き合わされる人は、ネガティブに共感すると、ますますネガティブを増長させますので、ネガティブには反応せず、華麗にスルーするほうが賢明かもしれませんね。

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