プロスポーツ選手などはゲン担ぎをしている人もけっこういるようだが、日常生活の中で、ゲン担ぎをしている人も少なくないのではないだろうか。
私も階段は左足から上がるとか、毎朝、某番組の占いチェックして、その日のラッキーカラーのものを身に付けるといったことをしていたことがある。
しかし、いつしかこのゲン担ぎをしなくなった。
ゲン担ぎは自己暗示
ゲン担ぎは、それをすればうまくいくといった、ある種の自己暗示である。
ゲン担ぎの行動それ自体には大した意味がないから、様々なゲン担ぎがあるのだろう。
別にそれをしたからうまくいったのではなく、うまくいったときに、たまたまそれをしていただけなのだが、たまたましていたそれと、うまくいったことを結び付けゲン担ぎとしているだけのことだ。
しかし、過去にそれをしてうまくいった経験があるので、ゲン担ぎとしてそれをすれば、うまくいくと思い込めるのだ。
ゲン担ぎをすることで、うまくいくと思い込むことで力が発揮できるのであろう。
ゲン担ぎは制約つくる
ゲン担ぎは、それをすればうまくいくという自己暗示なのだが、逆に言えば、それをしなければうまくいかないという自己暗示でもある。
ものにもよるのであろうが、様々な要因でゲン担ぎができないことだってある。
ゲン担ぎができなければ、うまくいかないという自己暗示にかかっているのだから、ゲン担ぎも行き過ぎれば、自分の足枷となってしまう。
ゲン担ぎができなければ、うまくいかないという制約を作ってしまうことになるのだ。
ゲン担ぎはほどほどに
私は、ゲン担ぎという制約を作っていることが馬鹿らしくなって、ゲン担ぎをやめた。
そもそも、ゲン担ぎをしたからといって、必ずしも物事がうまくいくわけではない。
ゲン担ぎは、うまく利用すれば、自分にうまくいくという自己暗示をかけ、力を発揮させてくれるものなのだから、上手に活用できればいいのかもしれない。
しかし、行き過ぎたゲン担ぎは、ゲン担ぎをしないとうまくいかないという自己暗示に繋がり、制約を作るものであるのだから、ほどほどに活用するようにしたほうがいいだろう。
ゲン担ぎは、ある種の不安や自身のなさ、それを補強するもののようにも思う。
ゲン担ぎなど必要ないと言えるほどの、自信を身に付けたいものである。
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