同い年に親近感を持つ人

同い年に親近感を持つ人 雑感

同い年や、同世代の人に親近感を持つ人も多いかと思います。

一方で、同い年や同世代であることにこだわる人は、年が離れている人や世代が異なる人を否定し排除したがる傾向にあると思います。

 

同い年や、同世代に親近感を持つ理由

日本は年功序列的な風潮が残る社会ですので、年上は敬い、年下には偉そうに振舞うという文化?というか、暗黙の了解的なものがいまだに、多かれ少なかれ残っています。

そういう意味では、同い年、同年代はある意味、それほど気を使わなくても良い部分がありますので、親近感を持っても不思議ではありません。

また、同い年、同世代の人は、同じ時代を生きていますので、例えばヒット商品やヒット曲等、共通の話題も多く、要は”同じ”という感覚を持ちやすいので、親近感を持ちやすいのだと思います。

しかし、同じ時代を生きていたとしても、同じ世界を生きていたわけではありません。

取り巻く人間関係が異なるのですから、誰一人として同じ世界で生きているという人はいないのです。

そのため、価値観だって、同い年、同世代であっても、各個人によって、本当は大きく異なっているのです。

それにも関わらず、同い年、同世代というだけで必要以上に親近感を持ち、価値観まで同じだと勘違いするのはナンセンスだと思うのですが、”最近の若い者は”という言葉に代表されるように、同い年、同世代というだけで、価値観・考え方まで”同じ”と勘違いしている人がけっこういるなと思えます。

 

年齢にこだわる人ほど、同い年に必要以上に親近感を持ち、異なる年齢・年代の人を否定したがる

年齢にこだわる人というのは、基本的に、年齢しか誇るものがなく、変なプライドは高いくせに、劣等感は強いという、少々面倒くさいタイプの人が多いです。

こういった人は、年齢が上の人や、年齢が下でも目上の立場にある人には頭が上がらず、へこへこしていますが、自分と同じ立場でも、年齢が下の人に対しては、尊大に振舞います。

そして、自分と同い年の人には、必要以上に親近感を持ち、年下の人を否定するための、そして自分のその言動を肯定するための、仲間を作ろうとするのです。

年齢にこだわる人は、年齢しか誇れるものがないのですから、年下の人に尊大に振舞い、その行いを、仲間である同い年の人に肯定してもらわないと、劣等感を補償し変なプライドを保つことができないのです。

だからこそ、年齢にこだわる人ほど、同い年に必要以上に親近感を持ち、異なる年齢・年代の人を否定したがるのです。

 

年齢にこだわるのはくだらない

自分の経験を振り返ればわかると思いますが、同い年でも、気の合わない人、価値観の異なる人なんて腐るほどいたいたと思いますし、それが普通です。

だから、同い年だからといって、多少の親近感を持つということはあっても、必要以上に親近感を持ったりすることは、ちょっと理解できない部分があります。

別に同い年でなくても、年上でも年下でも、気の合う人はいますし、価値観が近く、共感できるような価値観を持っている人もいますし、尊敬できる人もいます。

人は年齢で決まるのではなく、その人の人間性で決まるのです。

個人的感想ですが、必要以上に年齢にこだわる人ほど、年齢相応の風格がなく、稚拙な印象を持つことが多く、年齢にあまりこだわらない人のほうが、年齢相応以上の風格があり、人間的魅力にあふれる人が多いと思います。

いずれにせよ、年齢に必要以上にこだわるというのはくだらない事ではないでしょうか。

コメント

タイトルとURLをコピーしました