仕事を休みたくても休めない

休みたいけど休めない 社会

今、お盆休みの只中という人もいることと思います。
2017年は8月11日の山の日が金曜日ということもあり、8月11日から8月15、16日頃まで休みという人も多いのではないでしょうか。
一方で、お盆休みなんてないという人もいるでしょう。
盆暮れ正月くらい、大手を振って休みたいものですが、休めない人も多いと思います。
私も、お盆休みがないところで働いてきましたので、お盆の時期に休めたのは、過去に1~2回程度しかありません。

休みたくても休めない理由

所属している会社や組織の風土にもよりますが、休みたくても休めない場合、休みにくい雰囲気・風潮があり、休むことを批判する人がいる場合が多いです。

私も、過去にのっぴきならない事情により2週続けて有給を取得したことがあるのですが、陰で「常識がない」などと、めちゃくちゃ非難されたことがあります。
別に繁忙期でもなかったですし、仕事も他に迷惑が掛からないよう調整してやっていたにも関わらずです。

理解しがたい慣例、一般常識により、何故か、休んではいけないということが前提となっている。休みたくても休めない理由はこれに尽きます。

これは、日本の社会に広く流布されている、慣例・一般常識なので、休みたくても休めない人が多いのでしょう。

また、休みたい時に休めないということもあります。
夏休みは、交代で時期をずらして取得するようにといった会社もあるでしょう。
お盆の時期に夏休みを取りたい人が多いでしょうから、家族がある人や、年功序列的なものに気を使って、別の時期に夏休みを取るという人もいることと思います。

私が以前いた会社では、土日や祝日と合わせて(連休になるような形で)有給や代休を取ってはいけないというルールがありました。(私の知人にもこういった職場で働いている人がいます)

結局、よくわからない会社のルールや、慣例、一般常識等に従い、休みたいのに休めない、周囲に気を使うから、休みたい時期に休めないということが起こるのです。

そういった中でも、割と自由に休みを取っている人っています。
こういった人は、周囲に非難されないだけの関係性を築き、必要以上に気を使わない図太さを持っています。見習いたいところですが、それができないから休みたいのに休めないということになっているので、簡単には真似ができません。
自分ばかりが気を使い、我慢しているという気持ちになってきますよね。
こういう人は、良い見方をすれば、ルールや慣例、一般常識に従う素直さ真面目さを持ち、周囲にたくさん気を使える人なんだと思います。

人がいいほど休みたくても休めなくなっているのではないでしょうか。

最近の若者は休みを重視するらしい

ネットニュースや、テレビの報道等で、最近の若者は、どのくらい休めるかを重視するというのを見たことがあります。
私は、若者と言えるような年齢ではありませんが、この若者たちの気持ちがわかる気がします。

休みたいけど休めないからこそ、最初から、ある程度休めることが見込めるところを希望する。働くことに、夢や希望が持てるわけでもなく、サービス残業等、理不尽な労働環境下で働かなければならないことも少なくない。働いたら働いた分だけ、給料が上がるわけでも、評価が上がるわけでもない。無い無い尽しで、働くことに対して、ある程度先が見えてしまっているからこそ、だったらしっかり休めるほうが良いというのは当然のことではないでしょうか。

休みたい時に休むには

休みたくても休めないという状況は今後も変わることはありません。
そういった社会や会社の慣例や風潮を変えることは容易ではありません。
今、休みたくても休めていない人は、今後も休みたくても休めないことが続くでしょう。

そんな中で、少しでも休みたい時に休みやすくするためには、

①休んでも非難されにくいように、周囲の人と良好な関係を築く

②自分が休むことで、周囲に迷惑がかかる状況にならないよう仕事等を調整しておく

③周囲に必要以上に気を使わず、堂々と休みを取る。休みを取ったら、周囲にお礼を言う

ようにしましょう。

本来なら、必要のない事も含まれますが、できるだけ休みやすくするための方策だと思って、割り切ってやりましょう。

最後に

世間がお盆休みの中で働いている皆様、休みたいけど休めずに働いている皆様、本当にお疲れ様です。どうか無理をなさらずに、”もう無理だ”というときは休んでください。

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