くすぶり人の戯言

人を落としても自分は上がらない

人を落としても自分は上がらない

新生活が始まり、新しい環境で、いわゆるカーストの序列争いにさっそく勤しんでいる人もいることでしょう。

そんなことをして、序列上位になっても、自分が優れているというわけではありません。

 

人を落としても、自分が上がるわけではない

世の中の人々は、日々、負けないことに注力し、社会的な序列争いで、自分より下の人間を作ることに躍起になっています。

負けないために、自分より下の人間を作るためには、自分が上がるよりも、他者を落とすほうが簡単です。

他者を落とすために、自分に都合の良い価値観を持ち出して、悪口、陰口、批判などを用いて他者を落としていくのです。

他者を落とせば、自分の序列は上がります。

しかし、自分の序列が上がったからといって、自分が優れた人間になったわけではありません。

社会的序列という価値観のもとで、自分なり、周囲の人が、それぞれの価値観で、勝手に序列をつけたというだけのことです。

自分自身は何も成長していなくても、うまく立ち回れば、序列上位に位置付けられることだってあるでしょう。

序列上位だからといって、自分が成長したとか、自分が優れた人間になったなどと勘違いしてはいけません。

うまくやって、他者を自分より序列下位に位置付けたって、自分が本当の意味で上がったとは言えないのです。

それくらい、カーストと言われる、序列はくだらないものなのです。

 

カースト争いで勝つよりも、実力を磨こう

カースト争いで上位につければ、それなりに権限を得られるというのは事実です。

実力を磨いて、上がっていくよりも、カースト争いをするほうが、楽に権限を得られるから、皆カースト争いに勤しむのでしょう。

しかし、カースト争いをしたって、自分に身に付くものは何もありません。

そんなことに労力を注ぐくらいなら、自分の実力なり、能力を磨いてはどうかと思います。

若いころから、カースト争いばかりで、自分の能力を磨くことをしてこなかった人は、無能な大人、無能な中高年になります。

そんな人が、今、会社等の無能な上司となっているのです。

年を重ね、年齢相応の品格と能力を手に入れたいのであれば、今すぐ、自分磨きに力を入れてください。

そうすれば、いずれ上がっていけます。

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