基本的には結果が全てだとは思います。
しかし、全ての頑張りに、結果が伴うとは限りません。
誰でも、自分が頑張ったことは、他人に評価してほしい、認めてほしいと思っていることでしょう。
頑張っても認めてもらえない人もいる
頑張っても認めてもらえない人というのがいます。
そういう人は、例え結果を出していたとしても、難癖をつけられて正当な評価を受けられないこともしばしばあります。
一方で、大して頑張っていないように見える人、結果を出せていない人でも、頑張りを認めてもらえる人というのもいます。
損得で語ることではないかもしれませんが、後者の方が圧倒的に得をしていると思います。
前者のような損な生き方はしないほうが良いのでしょうが、そういう生き方しかできなのかなとも思います。
そういう生き方しかできなかったとしても、やっぱり頑張りは認めてほしいものです。
頑張りを認めてもらえる人と、認めてもらえない人の違い
頑張っている振りができる
頑張っている振りが上手い人は、実際には頑張っていない、結果を出していない状態でも、頑張っていると認めてもらえます。
一方で、頑張っている振りが下手な人はどんなに頑張って結果を出しても、頑張っているとは認められません。
では、頑張っている振りとはどういうことでしょうか。
単純に人の見ためにどう映るかということです。
例えば、やることはきっちりやっていたとしても、その様子がだらだらとやる気なさげであれば、他者は頑張っているとは認めてくれません。
やることが出来ていなくても、きびきびと一生懸命やっている様子であれば、他者は頑張っていると認めてくれます。
事実は関係ありません。
人は見た目が100%とは言いませんが、頑張りを認めてもらえるか否かを決定する要素は、他者の目にどう映るかが大半を占めます。
他者との関係性
他者と良好な関係を築いている場合は、頑張りを認めてもらいやすいですし、他者と険悪な関係であれば、頑張りを認めてもらい難いです。
以前、「世の中に公平な客観的評価などない」ということについて書きましたが、他者からの評価というのは、自分と他者との関係性に依存するのです。
そのため、関係性構築力の高い人は、大して頑張っていなくても、頑張っているとの評価を得やすいのです。
他者が持つ、あなたへのイメージ
他者があなたに対して、どういうイメージを持つかということも、頑張りを認めてもらえるか否かに影響します。
例えば、単純に明るいというイメージを持たれている人と、暗いというイメージを持たれている人を比較すると、明るいというイメージを持たれている人のほうが、頑張りを認めてもらいやすいです。
イメージというのは、ある意味では他者があなたに対して抱く期待です。
一般的に明るいというのは、暗いというのに比べポジティブなイメージですが、ポジティブなイメージを持たれている人は、他のことに対しても、ポジティブなイメージを持たれやすいのです。
つまりは、明るいというイメージを持たれている人は、頑張ってくれそうというイメージを持たれやすいのです。
その結果、頑張りを認めてもらいやすくなるのです。
謙虚さ
頑張りを認めてもらえない人は、頑張りを認めてほしいという欲求を蓄積させています。
その結果、”頑張っても認めてもらえない。自分が一番頑張っているのに”という思考に陥りがちです。
そして、下手くそな頑張った振り=自分はこんなにも頑張っているんですよアピールにつながります。
頑張りを認めていない人に、”自分が一番頑張っている”という態度を取られると、他者は反感を持ちます。
”頑張っていないのに、自分だけが頑張っていると思っているあいつは何様なんだ”と思われてしまいます。
しかし、頑張っているのに頑張りを認めてもらえないのですから、謙虚でいるというのはなかなか難しいものです。
頑張りを認めてもらうには
上記のことから、頑張りを認めてもらうには、①頑張った振りをして、②他者と良好な関係を築き、③他者にポジティブなイメージを持ってもらえるよう振舞い、④過剰な頑張っているアピールをせず謙虚でいること、が必要なのです。
必要と言われてできるのであれば何の問題もないのですが、頑張りを認めてもらえない人は、たぶんこれらのことをやろうと思ってもできない人なのだと思います。
そんなことできればとっくにやっているという人がほとんどなのでしょう。
できないものは仕方がありません。
自分の立ち居振る舞い、言動といったものは、今まで生きてくる中で形成されたものなので、簡単に変えられるものではありません。
少しでも変えるように努力するか、諦めて強い心を持って我が道を行くかしかないのです。
頑張りを認めてくれる人もいる
世の中には、頑張りを認めてもらえないあなたの頑張りを認めてくれる人もいます。
今はまだ、そういう人に出会えていないだけです。
だから、腐らずに頑張ってほしいと思います。
あなたの頑張りを認めてくれる人に出会ったときに、あなたが頑張ることを辞めていては、当然、頑張りを認めてもらえることはありません。
頑張ってもどうせ報われないと思えば、そこで頑張りを認めてもらえる可能性はなくなります。
もしかしたら、一生あなたの頑張りを認めてくれる人には出会えないかもしれませんが、いつか出会えると信じて、頑張ってほしいです。