世の中に、他人の目が全く気にならないという人は、いないと思います。
しかし、必要以上に他人の目を気にしてしまい苦しんでいる人もいることでしょう。
自意識過剰な人が不快な理由
じいしきかじょう【自意識過剰】
他人が自分をどう見ているかを気にしすぎる状態。
『大辞林 第三版』(三省堂)より引用
自意識過剰とは上記のような意味ですが、自意識過剰な人が不快に感じる時は、自意識過剰な人が、他者の目、特にあなたの目を気にしすぎていると感じた時です。
ではなぜ、あなたの目を気にしていると感じたときに不快に感じるのでしょうか?
それは、「お前のことなんて見てないよ」と思っているからです。
興味のない人、どうでもいい人に自意識過剰な反応をされると人は不快に感じます。
あなたにとっては、興味のないどうでもいい人くらいの価値しかない人から、自意識過剰な反応をされると、あなた自身も、その人から、同等の人だと見られていると不快に感じるのです。
つまりは、自分より下に見ている人から、自意識過剰な反応をされ、同等と見なされることが我慢ならずに不快に感じているのです。
「お前のことなんて興味ないよ」「勘違いしてるんじゃないよ」と、感じるから不快なのです。
他人もあなたに興味はない
人の目が気になるという人は、逆の立場で考えればいいのです。
人の目が気になるという人は、他人の自意識過剰さにも敏感な人が多く、自意識過剰な他人のことを不快に感じやすい人が多いです。
人の目が気になる人は、自意識過剰な人を見て、「お前のことなんて興味ないよ」「勘違いしてるんじゃないよ」と不快に感じているのですから、他人だって同じです。
他人だって、あなたのことにたいして興味はないし、あなたの自意識過剰ぶりを見たら、勘違いするなと不快に感じるのです。
そう考えれば、他人の目を気にする理由もメリットも何もありません。
例えば、職場で仕事が出来ないと陰口をたたかれていたとしましょう。
言われた人は、職場でも他人の目を気にして、委縮してしまって、ますます上手く以下ない悪循環に陥りがちです。
しかし、他人のことを仕事が出来ないなどとのたまう人は、あなたに対してそれほど興味は持っていません。
そう言いたいだけの人であって、あなたを助けてくれるわけでもないのです。
そういう人は、自分より少しでも弱い立場の人を見つけては、同じようなことを言っています。
あなたに興味がないのですから、仮にあなたが仕事を頑張ったとしても、それを見てくれるはずもなく、あなたのことを仕事をが出来ないと言わなくなるわけでもありません。
言われるのは辛いかもしれませんが、あなたに興味がない人に、あなたが興味を持たざるを得なくなって委縮してしまわないほうが良いと思います。
あなたに興味がないのですから、あなたが何をしたって、勝手に陰口をたたくのです。
あなたがどう振舞おうがたいして変わりません。
あなたが他人に興味がないように、他人もあなたに興味はないのです。
そんな風に考えられれば、多少なりとも他人の目が気にならなくなるかもしれません。