くすぶり人の戯言

リーダーをやってはいけない人

リーダーをやってはいけない人

私たちは、子供の頃から、事あるごとに、グループや組織等を形成したり、それらに属したりして生きています。

そして、グループや組織等の複数人が集まる場ができると、リーダーというものを決めたり、自然発生的にリーダー的役割をこなす人が出てきたりします。

このリーダーというものは誰がやってもいいというものではありません。

 

~がりはリーダーをやってはいけない

目立ちたがり、仕切りたがり、出たがり、といったような率先して、何かをしたがるような人はリーダーをやってはいけません。

やってはいけないというよりは、彼らはリーダーには向きません。

彼らがリーダーをすると、そのグループにいる他の人は、必ず不満や不快感を持ち、時にはグループ内で混乱が生じます。

では、なぜ彼らはリーダーに向かないのでしょうか。

それは、目立ちたがり、仕切りたがり、出たがりというのは自己顕示欲の表れであり、承認欲求を満たすための行為だからです。

目立ちたがり、仕切りたがり、出たがりな人がリーダーをすると、自分は優れているとアピールすることで、他者から認められようとすることに終始します。

その結果、自分の好きなこと、得意なことは率先して、時にはそれをやりたいと思っている人を押しのけて自分がやりますが、苦手なこと、不得意なことは他人に押し付けます。

つまりは、自分のやりたいことだけやって、嫌なことはしないというリーダーになってしまうのです。

また、グループをまとめる、グループを牽引するような姿勢をみせることもありますが、それは、グループの目的等を達成するためではなく、あくまでも自分をアピールし他者に認められるようにということが前提となりますので、自分の都合の良いように他者を動かそうとしているだけなのです。

グループのためではなく、自分のために他者を動かそうとするのですから、グループ内の人は、不満、不快感、反感を持ち、時にはグループが崩壊することだってあります。

そして、自分をどうアピールするか、自分をどう他者に認めさせるかしか考えていいませんので、自分のことしか考えない、グループ内の他者のことを考え、気を配ることができない、自分勝手なリーダーになるのです。

こんなリーダーのいるグループに属したい人なんているでしょうか?

 

自らリーダーになりたがる人は、無能が多い

自らリーダーをやりたがる人には、目立ちたがり、仕切りたがり、出たがりという人も多くいますが目立ちたがり、仕切りたがり、出たがりでリーダーをやりたがる人は、そのほとんどが無能です。

承認欲求が満たされないから、自己顕示欲が強くなり、その結果、目立ちたがり、仕切りたがり、出たがるようになり、リーダーを望むようにます。

ではなぜ、承認欲求が満たされないのでしょうか?

それは、彼らが無能だからです。

有能であれば、他者から認められますので、承認欲求は満たされます。

無能だからこそ、他者から認められず、承認欲求が満たされず、自己顕示欲が強くなり、目立ちたがり、仕切りたがり、出たがりが、リーダーを望むようになるのです。

しかし、彼らにリーダーの適性はありませんので、リーダーをやったって、承認欲求が満たされることはありません。

そして、自分はこんなに頑張っているのに、周囲が協力してくれない、周囲の能力が低いと、周りのせいにするという、リーダーにあるまじき無責任な言動をとるようになるのです。

リーダーに相応しいのは、リーダーであることを望む人ではなく、リーダーになることを望まれる人なのです。

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