世の中には、良い人と言われる人がいます。
しかし、そう言われる全ての人が本当に良い人とは限りません。
警戒すべき良い人
人は多様性を持つ生き物です。
完全な良い人というのも、完全な悪い人というのも存在しません。
誰もが、良い人である部分と、悪い人である部分を持ち合わせているというのが、実際ではないかと思います。
そうはいっても、世の中には良い人と言われる人が存在します。
良い人と言われるその人が、本当に良い人であれば、何の問題もありません。
しかし、良い人と言われる人の中には、警戒すべき人も存在します。
なぜ、良い人と言われる人なのに、警戒しなければならないかと言えば、その人は、表面的に良い人であるように見えるだけで、実際には良い人でもなんでもないという場合もあるからです。
良い人と思って信頼していたら裏切られたなんてことが起こるかもしれません。
信頼していた人に裏切られたら、思いのほかダメージは大きいものです。
良い人と言われる人であっても、警戒は怠ってはいけません。
警戒すべき良い人の表面的特徴
●誰に対しても、明るく人当たりが良い
一見すると、元気で明るく、誰とでもフランクに話し、人当たりが良いので、他者からすれば、関わりやす人と言えます。
関わりやすい人は、良い人と言われがちです。
職場などの表面的にそれなりに人間関係が上手くいけば良いというような場であれば、関わりやすい人というのは重宝されるものです。
特に人と関わるのがが苦手な人は、良い人と騙されてしまいがちです。
人と関わるのが苦手な人は、職場等でも他者との関りが少なくなりますので、孤独感を持ちやすかったりします。
そんな時も、人当たり良く、関わってくれるのですから、良い人と思ってしまいがちです。
●面倒見が良い
困った時やトラブルの際に、声をかけたりしてくれますので、面倒見が良く見えます。
しかし、具体的に何かをしてくれるわけではありません。
声をかけることで、事に介入しているように見えますが、せいぜい声をかけてくれる程度です。
例えば、中高生の頃に、(女性に多いかもしれませんが)恋愛関係や友人関係での悩みを抱えている人のことを心配して、悩みを抱えている人を励ましたり、悩みを抱えている人の友人たちと、どうしようなどと話し合ったりしている人っていなかったでしょうか。
要はそういうタイプの人です。
何かしてあげた気になって、自己満足、自己陶酔しているような人のことです。
●人のことを悪く言わないと思われている
誰にでも人当たりが良く、関わりやすいので、悪口等を言わないというイメージを持たれていますが、「良い人なんだけど、〇〇」などと、悪口っぽくならないようにしながら、よくよく考えれば、ただの悪口ということをあちこちで言っています。
また、悪口等を言わないというイメージを持たれていますので、言われているほうも気づきにくいのです。
●周囲に気遣いができてまめ
例えば、ちょっとしたお菓子をもらったとすると、それ以上のものをお返しします。
普通で考えれば「ありがとうございます」と、言葉でお礼を言えば済むようなことにでも、わざわざ、お礼にといって、缶コーヒーを返す等、お金やものを使います。
●時にはアドバイスをしてくれる
アドバイスをしてくれることもありますが、もっともらしいことを言っているだけで、中身がありません。
どこかで聞いたような抽象的なアドバイスが多く、具体的なアドバイスをすることはありません。
警戒すべき良い人の実際
警戒すべき良い人は、上記の表面的特徴を見てもわかるかもしれませんが、良い人を意識的、無意識的に関わらず、演じています。
よく観察していれば、わかってくるのですが、警戒すべき良い人は、どこか表面的で空っぽ、又は何を考えているのかよくわからないといった印象を持ちます。
警戒すべき良い人の実際は、他者を見下すことに終始している人が多いです。
劣等感が強いため、良い人を演じて、良い人というポジションを得ることで、優位性を獲得し、騙されている周囲の他者をバカにして、劣等感を補償しようとしているのです。
警戒すべき良い人は、実は人嫌いで、そうは見えなくても、精神を病んで、病院等に掛かっているという人も少なくありません。
警戒すべき良い人は、良い人に見えるのですから、他者のことを考えているように見えますが、腹の底では自分のことしか考えていません。
そして、他者を自分のために利用することを何とも思っていません。
いいように利用されないよう警戒をしましょう。