政治家や芸能人がTwitter等で発した内容がきっかけで炎上するということがよくある。
非難したくなることもあるだろうが、炎上商法という言葉があるように、どう見ても、炎上している本人が、それを喜んでいるようにしか見えない場合もある。
無視したほうがいい。特に政治家や芸能人のように知名度が武器になるような人の場合は。
比較的最近、某政治家さんが、Twitterで発した内容をもとにして炎上したケースがある(連日ワイドショーでも取り上げられ、本人もワイドショーに出演したりしていた)。
リプライの中には、多くの誹謗中傷があり、内容が過激なものに関しては警察に相談するという事態にまで発展していたようだ。
それにも関わらず、その政治家さんの炎上後のツイートを見ると、あまり美しいとは言えない言葉遣いで、挑発的なツイートを投稿されていた。
世の中には、非難されることに対して、やり返すことが好きで、生きがいを感じているような人もいるので、この政治家さんもそういったタイプの方なのかもしれない。
いずれにせよ、マスコミにも取り上げられ、大盛況であったようだ。
この政治家さんが、スキャンダル的な内容以外で注目を集めているところを見たことがない(これはマスコミの報道の仕方にも問題があるとは思いますが)ので、内容はどうあれ注目を集められてうれしかったのかな、なんて邪な想像をしてしまう。
さて、愚かな発言に対しては、非難したくなる気持ちはわからなくもないが、別に知り合いでも何でもない、政治家や芸能人に対してまで非難するのはなぜだろうか?
大衆によるネガティブ・キャンペーンという意味合いだろうか?
はたまた、教育的指導なのだろうか?
誰でもそうだと思うが、知りもしない人から、教育的指導を受けて聞く耳を持つことなどほとんどないだろうから、教育的指導は成り立たないのではないかと思う。
ネガティブ・キャンペーンということであれば、政治家や芸能人の悪いイメージを流布できるので成り立つかもしれない。
しかし、この場合、政治家や芸能人にとっては大きな武器となる知名度を上げてしまうことになる。非難したくなるほど愚かな発言をする人に対して、そんなおいしい思いをさせていいのだろうか。
私なら、そんな人にわずかな利益も与えたくないので無視をする。
無視の怖さ
無視をするというのは、それが存在しないものとして扱うことだ。
こんなに恐ろしいものはない。
Twitterは、相互のコミュニケーションが前提となっているものだと思うので、そこでツイートを無視されるということは、無視された人は存在していないものとして扱われるということだ。
皆さんは、自分のツイートに何の反応もなかったら、どう感じるだろうか。
恥ずかしい、寂しい、痛い等々ダメージを受けることだろう。
そして、何の反応もなければ、そのうちTwitterを利用しなくなるだろう。
無視するだけで、Twitterの世界?からは存在を抹消できてしまうのだ。
非難されると、それはそれで傷つくとは思うが、少なくとも存在は認められたわけで、反論する余地もある。もちろん非難されることで、Twitterを止めることもあると思うが、非難するほうはそれなりに労力を要する。無駄な労力を使う必要なんてない。無視すればいいだけのことだ。
無視しても、やめない人もいるかもしれない。
そんな時は、このブログと同じで、”どっかの変な人が、またしょーもないこと言ってるわ”ぐらいで無視し続ければいいだけのことだ。
芸能人が、本人や番組等に対する批判について、「嫌なら見るな」と言うことがあるが、その通り、見なければいいのだ。芸能人にとって見られないというのは、無視されるということと同じことだ。無視する人が多ければ、その芸能人はそのうち消えていくだろう。
自分以外の人間が見るから、その芸能人が消えない。だから、非難して潰したいと思っている人もいるかもしれない。
まあ、これは諦めてくださいとしか言えない。需要があるから、その芸能人は消えないわけで、社会はあなただけのものではないのですから。少なくとも、無視して、その芸能人に関する情報をシャットアウトすれば、自分の中からは存在は消せるので、それでいいじゃないかと思います。
現実で無視はおすすめしない
無視は、存在を消せるという恐ろしい力を持っている。
当然、ネットの世界だけでなく、現実でも力を持つ。
もし、あなたが心底嫌いな人がいるのなら、無視をして、自分の中からその存在を消せばいい。相手もあなたのことを無視すればいいだけのことなのだから、現実の場合は、非難をまき散らすよりいくらかマシな行為なのかもしれない。
ただし、周囲の人間を扇動し巻き込んで、特定の一人を無視するという行為はしてはならない。
集団で特定の一人を無視するという行為は、その集団なり、組織なりから、存在を抹消する行為となる。無視された特定の一人を、集団なり、組織から消すという行為は殺人にも等しい行為だといえる。
そのため、あなたが人であるなら、現実の人間関係等で無視はしてはいけない。