世の中には狡い人がいます。
別にいてもいいのですが、見ていてあまり気持ちの良いものではありません。
狡い人
こすい【狡い】
( 形 ) [文] ク こす・し
① 利にさとくずるい。狡猾こうかつである。 「 - ・い奴」
② けちである。 「年の暮互に-・き銭づかひ(野坡)/炭俵」[派生] -さ ( 名 )
『大辞林 第三版』(三省堂)より引用
狡いとは上記のような意味ですが、その意味からか、小人物を指す言葉として狡いという言葉が用いられているようにも思います。
狡い人とはどういう人でしょうか?
・ずる賢い人
・狡猾な人
・ケチな人
・一見腰は低いが、傲慢な態度が見え隠れする人
・媚びる人
etc…
あげればきりがありませんが、表裏が明確にあり、本人は隠せているつもりでも、裏の部分が隠せておらず、”しょぼい””しょっぱい”と感じさせる人が、狡い人だと言えます。
そして、狡い人の本質は、自分のことしか考えていないというところにあります。
自分さえ良ければいいと振舞うからこそ、狡さが見えてしまうのです。
年長の狡い人はみっともない
この狡い人は、年齢が高ければ高いほど、痛々しさが増します。
それは、狡い人の本質が、自分のことしか考えていないというところにあるからです。
人は、年齢を重ねれば、大人としての品格を求められます。
しかし、狡い人の本質の自分のことしか考えていないというのは、子どもの在り方そのものです。
つまり、狡い人というのは稚拙に見えるのです。
だからこそ、狡い人の年齢が高いほど、痛々しさがますのです。
要は、いい年をして、子どもじみていてみっともないと見なされるのです。
あなたの周りにも、いい年をした狡い人がたくさんいることと思います。
狡い人と見なされないために
人間は誰しもが、本質的には自分のことしか考えていない、自分勝手な生き物です。
しかし、誰しもが自分さえ良ければいいという欲求をコントロールして生きているのです。
これをコントロールできないから、狡い人になってしまうのです。
狡い人と見なされないためには、自分さえ良ければいいという欲求をコントロールして、少しは他人のことも考えることです。
狡い人は、他人のことを考えるふりはしますが、実際には全く考えていないので、ボロがでて狡い人と見なされるのです。
狡い人は、敵を作りやすいと思います。
例えば、媚びている相手からは気に入られますが、その他の多くの人からは狡いと小人物扱いされ、見下されているのです。
狡い人は、自覚していない人が多く、上記のようなことには気づいていないので、それはそれで放っておけばいいのかもしれません。
しかし、狡い人という自覚があり、人間的に成長したいのであれば、少しは他人のことも考えてみてください。