昨日、「挑戦と継続」ということについて書いた。
しかし、何に挑戦し継続すればいいかわからないという人もいることだろう。
そんな人は得物を得るための挑戦をしてみてはいかがだろうか。
弱者に得物を得ることを勧める理由
弱者とは何かと問われると、それは私にはわからない。
自分自身が自分を弱者であると思っている者は、弱者であるし、自分を強者であると思っている者は強者であろう。
弱者と強者の差異は何かといえば、単純すぎるかもしれないが、自信の有無だと思う。
自信を持っている者は、強者であり、自信がない者は弱者なのである。
そして、自信の有無を分けるものは得物を持っているか否かではないだろうか。
得物とは武器とか、得意なことといった意味だが、やはり得物を持っている者は自信を持っており強者であるが、得物を持たないものは自信もなく、弱者であるように思う。
だからこそ、弱者には得物を持つことを勧めたい。
これを読んでいる弱者は、強者に憧れているのではないかと思うが、弱者が強者になるには得物を得て、自信を得るのがてっとり早いのではないかと思う。
何を得物とするか
得物を持てとはいっても、何を得物とするかは自分で決めるしかない。
興味があること、好きなこと、できそうなこと等々、これが得物となれば、自分がうれしいと思えるものであれば、何でもいい。
自分で決めることが大切だ。
人に与えられたものでは、やらない言い訳を考えて挑戦と継続が難しくなる。
自分で決めたことでも、やらない言い訳は考えてしまうが、それでも人に与えられたことよりは言い訳しづらいものだ。
特に実利を求めなくてかまわない。
何がいつどこで役に立つかなんてわからないのだから、”こんなことを身に付けても意味がないな”と思うことでも、身に付けて損をするなんてことはない。
身に付けたこと自体が自信につながるのだと思う。
1番になれなくても、10に一人を目指せばいい
得物を決めたら、あとはそれを身に付けるために、挑戦と継続を繰り返せばいいだけだ。
別にその得物で1番を目指さなくてもいい。
上を見れば、上には上がいくらでもいる。
得物を身に付けたとしても、その得物を持つ他の人々の中に入れば、身の程を思い知らされ、自信を失って、その得物自体を手放してしまうことになりかねない。
だから、一般の中で、10人に一人くらいを目指せばいいと思う。
10人に一人と言うとたいしたことがなさそうだが、単純に考えると、例えば、10人の組織の中に入れば、その得物を必要とする分野では、10人に一人の実力でもトップになれるのだ。
仮に、100人の組織であったとしても、その得物を必要とする分野では、低くても10位なのだ。
もともと何も得物を持たず、どの分野でも、最下層をうろうろしていたのだから、100人中10位であれば、大したものではないだろうか。
そうなれれば、その組織の中では、あなたは役に立つ人材になれるのである。