物事には理屈がある
世の中にある物事には、たいていの場合、理屈が存在します。
もちろん、全てに理屈があるとは言いませんが、理屈がないように見えて、理屈があるということは思いのほか多いものです。
”どうしてこうなった”と思うようなことでも、こうなった理屈が存在している場合がほとんどです。
だからこそ、こうなった理屈をしっかりと考えなければなりません。
もしかしたら、あなたは今、くだらない、うだつの上がらない人生を送っているのかもしれません。
そのような人生になったのには、おそらく理屈が存在しています。
もちろん、”運”など理屈では説明できないものもありますので、全てが理屈で説明できるとは限りません。
しかし、そうなったのは運だけではありません。
自分のそれまでの行いの結果なのです。
そうなった理屈を考え、時には修正・改善していかないと、いつまでも、くだらない、うだつの上がらない人生のままです。
理屈を考え、理解しようとしないから、同じ失敗を繰り返してしまうのです。
理屈を考えずに、闇雲に事を行っていては、できることもできなくなります。
理屈を考え、理解すれば、思いのほか簡単にできることだってたくさんあるのです。
理屈は考えてもしかたのないものではありません。
理屈を軽視するから、成り行き任せの、地に足のつかない、ふわふわした人生になるのです。
理屈では説明できないもの
もちろん、理屈では説明できないこともあります。
その代表的なものが、運や感情といったものでしょう。
運は、自分の力ではどうすることもできません。
運を引き寄せるなどということもありますが、引き寄せたそれは、運ではなく、理屈が働いて生じた事柄です。
決して運などではありません。
どんなに理屈を考えても、説明のつかないものが運です。
理屈を考えて、それは運によるものだと判断したら、それについては考えてもしかたのないことです。
考えてもどうしようもない事を、いつまでも考えていても学びはありません。
そして、感情というものも理屈では理解できません。
例えば、ある人が、AさんとBさんに全く同じ言動をとったとしても、Aさんは喜び、Bさんは怒ったなんてことは、往々にしておこることです。
また、ある人がCさんに、全く同じ言動をしても、ある時は喜んで、またある時は悲しんだなんてこともあるでしょう。
人の感情は、その時々で自分勝手に生じるものですので、理屈では説明しきれないのです。
だからこそ、人間関係は難しいのでしょう。
運や感情など、理屈で説明できないことは、考えてもしかたのない事です。
考えてもしかたのないことを考えても、どうしようもありません。
考えるだけ無駄です。
考えてもしかたのないことは、考えないようにしましょう。