仕事が上手くいかず、”ポンコツ””使えない””無能”のレッテルを貼られている人もいると思います。
なぜこんなにも仕事が上手くいかないのでしょうか?
良い仕事をしたいと気負いすぎている
仕事が上手くいかない理由は様々あると思いますが、良い仕事をしたいと気負いすぎていることが悪影響を与えている場合もあります。
良い仕事をしたい、しなければならないと気負いすぎて、緊張し、気負いがプレッシャーとなって委縮してしまって、力を発揮できない場合があるのです。
緊張や委縮は、視野や思考などあらゆるものを固くし小さくします。
その結果、普段はしないようなミスをしたり、ありえない失敗をしたりすることがあるのです。
そういった失敗をすれば、”次こそは”とさらに気負ってしまって、前回は失敗したことは改善されても、前回しなかった失敗をしてしまうなどの悪循環に陥ります。
そうして、”ポンコツ””使えない””無能”のレッテルを貼られ、そのレッテルを剥がしたいと、またまた気負ってしまって失敗を繰り返すのです。
良い仕事をしたいと思うことは大切ですが、気負いすぎてもいけないので難しいものです。
気負いによる失敗もあることを理解する
管理職や先輩など、部下や後輩を指導する立場にある人こそ、この気負いによる失敗もあるということを理解し、忘れてはいけないと思います。
”ポンコツ””使えない””無能”のレッテルを貼るのは簡単です。
しかし、指導をする立場にある人がすべきことは、レッテルを貼ることではなく、”ポンコツ””使えない””無能”などと言われる人たちを、教育し成長させることなのです。
簡単に”ポンコツ””使えない””無能”のレッテルを貼ってしまっては、レッテルを貼られた人は”やる気があるのにチャンスをもらえない”とか、”頑張っているのに、認めてもらえない”と不満を抱き、モチベーションが下がってしまいます。
それは、指導する立場の人間が、自ら成長の芽をつんでしまっているのですから、指導する立場の人間が、ちゃんと自分の役割を果たしていないということになります。
仕事を上手くやれないからといって、”ポンコツ””使えない””無能”と決めつけてはいけません。
指導する立場にある人は、まずは前向きに、”気負いすぎているのかもしれない”と考え、失敗を許し、フォローすることです。
失敗しても受け入れてもらえたという体験は、安心感を生みますので、仕事に対する”気負い”を軽くすることができるかもしれませんし、その結果、本来の力を発揮できるようになり、成功体験を重ねて、それが大きな成長につながるかもしれません。
指導する立場にある人こそ、自分の役割をはき違えてはいけません。