”人生なるようになる””なるようにしかならない”ということがあります。
なるようになるとは?
なるようになる【成るように成る】
物事は、とやかく言ったり、あれこれ心配しても関係なく、必然の成り行きのままになるものだ。
『大辞林 第三版』(三省堂)より引用
なるようになるという言葉は、例えば心配や不安が強い場合に、そんなに心配しなくても、流れに任せておけば、うまい具合に物事が運ぶといったように、不安を和らげたり、楽観的であるようにすすめる際に用いたりされるように思います。
どちらかというと、失敗するというよりは、うまくいくといったように、前向きな意味合いで用いられます。
なるようになるのは一つの真理
なるようになるというのは一つの真理だといえます。
人生で起こる出来事を、意図的に100%自分の意志でコントロールすることなどできないからです。
だから、自分がどう足掻こうとも、なるようになるし、なるようにしかならないのです。
なるようになるという言葉は、うまくいくなどと前向きな意味合いで用いられがちですが、後向きなことも含め、なるようにしかならないのです。
前向きな意味でなるようになるのは、行動した時のみ
なるようになるという言葉は、前向きに楽観的であるために用いられることがあります。
また、なるようにしかならないのだから、じたばたしても仕方がないという考えをする人もいるでしょう。
しかし、なるようになると、前向きに楽観的でいても、何もしなければ、なるようになった結果は悪いものでしかありえません。
例えば、仕事を辞めて収入がなく、貯金も底をつきかけている人がいるとします。
なるようになると、前向きに楽観的でいても、何もしなければ、行きつく先は貯金がなくなり、生活ができなくなるという現実です。
なるようになった結果が、生活ができなくなるという状態です。
なるようになるとは、「必然の成り行きのままになるもの」ですが、その必然を生む要因には当然、自分の行動も含まれます。
だからこそ、なるようになると言って、待っているだけではダメなのです。
なるようになると思えるぐらい、自分がすべきことをしっかりやってこそ、良い意味でなるようになるのではないでしょうか。