たいていの物事の結果は、準備と段取りで8割方決まります。
準備と段取り
じゅんび【準備】
( 名 ) スル
あることをうまく行うために、前もって仕度すること。 「 -に余念がない」 「昼食を-して待つ」 〔類義の語に「用意」があるが、「用意」はある物事を行うために必要なものなどをそろえる意を表す。それに対して「準備」は物事がうまく運ぶように前もって環境や態勢などを整える意を表す〕
『大辞林 第三版』(三省堂)より引用
だんどり【段取り】
( 名 ) スル
① 〔② の意から〕 事を運ぶための順序。事がうまく運ぶように、前もって手順をととのえること。手はず。 「 -をつける」 「うまく-する」
② 芝居・小説などで、筋の運び。
『大辞林 第三版』(三省堂)より引用
物事の結果を出すうえで、準備と段取りが重要であることは、多くの人が理解していることと思います。
例えば、知識を問われる試験などの場合、事前に準備と段取りをしていれば、高得点が取れます。
この試験の準備とは勉強をすることであり、段取りとは、例えば、基礎の勉強をしてから応用の勉強をするといったことです。
結果は準備と段取りで8割決まる
上記の試験の例で考えれば、準備と段取りをしっかりしていれば、試験で点がとれないということはありえませんので、準備と段取りで試験結果の8割は決まると言っても過言ではないでしょう。
試験に限らず、仕事など、世の中の多くの物事は、準備と段取りで8割方結果が決まります。
人生も同じです。
今という結果は、過去の準備と段取りによるものです。
今、良い人生という結果を得ているのであれば、過去にしっかりと準備と段取りができていたのです。
今、最悪の人生というのであれば、過去の準備と段取りが不十分だったということです。
そして、将来は、今からの準備と段取りで、結果が変わってくるのです。
準備と段取りとは、それほど重要なものですし、その重要性を多くの人が理解していることと思います。
しかし、重要性を理解しるつつも、なかなかできないのが準備と段取りではないかと思います。
準備と段取りは、努力そのもの
準備と段取りができないのは、苦痛を伴うからです。
結果を出すためには嫌なことをすることも必要ですし、求める結果に見合うだけの労力を費やす必要があります。
人間誰だって、できることなら楽をして、求める結果が欲しいのです。
そうはならないから、苦痛を伴いながらも、結果を得るための準備と段取りをするのです。
そう考えれば、準備と段取りは努力そのものと言えるかもしれません。