人は私が欲しいものをいとも容易く手に入れる
他人が、自分が本当に欲しいものを、簡単に手に入れていると感じたことはないでしょうか。
欲しいものというのは、品物に限らず、地位、名誉、恋人、結婚等々も含めてです。
自分は頑張っても、なかなか手に入れることができないのに、自分の周囲の人間(友人・知人等)は、それほど頑張っているとも思えないのに、自分が欲しいものを手に入れているということは、往々にしてあります。
そして、自分が欲しいと思っているものを手に入れた彼らは、”そんなに欲しいものじゃないよ”と振る舞い、こちらに気を使ってか、謙遜をします。
それを見て、”くそー”という気持ちが湧いてくることでしょう。
そう思っているのは、自分であることを忘れてはいけません。
実際に彼らにとっては、大して欲しくないものを手に入れただけかもしれません。
それを、自分の嫉妬心から、簡単に手に入れて羨ましい、そんなに欲しいものじゃないと振舞って妬ましい、謙遜なんてして鬱陶しいと思っているだけなのです。
自分が強く欲しいと思っているからこそ、それに影響されて、自分が欲しいと思っているものを手に入れた他者の言動が鼻につくということを忘れないほうが、卑屈にならなくて済むような気がします。
私が欲しいものを手に入れた他者
自分が欲しいと思っているものを手に入れた他者は、自分が欲しいと思っているものを手に入れることができないあなたをどう思っているでしょうか。
他者が、あなたが欲しいと思っているものを同じく他者も欲しいと思っていた場合、あなたの頑張りが足りないだけ、自分(他者)は一生懸命頑張って、欲しいものを手に入れただけと腹の底では思っています。
そして、実際その通りなのだと思います。
自分は必死で頑張っていると思っても、他者はそれ以上に必死で頑張っていたのです。
他者から見れば、あなたの頑張りは、頑張ったうちに入らないということだってあります。
もうこれ以上何を頑張ればいいかわからないと思っても、今一度冷静に自分の頑張りについて振り返ることも必要です。
やることをやったらあとは運
他者より数倍頑張っても、他者が自分が欲しいものを手に入れ、自分は欲しいものを手に入れられなかったということもあります。
つまるところ、欲しいものを手に入れられるかどうかは、運の要素も大きいのです。
ただし、運任せでは手に入るものも手に入らない可能性だってあります。
欲しいものを手に入れるためにできることはやって、やることをやったら、あとは運を天に任せるしかないのです。