くすぶり人の戯言

人生は戦いです

人生は戦いです

”人生は戦いだ”なんて言うと、沢山の反論が出るような気もします。

そんなことを思っているから、人生が辛いのかもしれません。

でもやっぱり、人生は戦いなのではと思います。

 

人生は自分、他者、社会との戦い

人生は自分との戦いだと思います。

より良い自分になるために、より良い人生を送るために、あらゆる欲望、不安、怠け心などと戦っています。

人生は他者との戦いでもあると思います。

今の世の中は競争原理で成り立っています。

より良い自分になり、より良い人生を送るためには、他者と戦って競争に勝たなければなりません。

人生は社会との戦いでもあります。

社会には”勝ち組、負け組”などという言葉があるように、自分の社会的地位や価値は、社会の価値観によって決定されます。

より良い自分になり、より良い人生を送るためには、社会の価値観を受容し、適応して、社会の中で勝ち組と言われるようになるために戦わなければなりません。

 

人生が戦いである理由

それは、社会の中で生きているからです。

自分の価値観は、社会の影響を受けます。

他者の価値観も、社会の影響を受けます。

社会の中で生きずに、自分一人で生きていたらどうでしょうか。

比較の対象がないのですから、より良い自分になろうとか、より良い人生を送ろうなどという考えさえ起こることはないでしょう。

社会の中で他者とともに生き、多くの他者によって形成される社会の価値観の影響を受けるからこそ、より良い自分、より良い人生を求めずにはいられなくなり、人生が戦いになるのではないのでしょうか。

社会の価値観の中で、他者との比較に勝利しなければ、不幸だとか、劣等だとされるから、人生が戦いになるのではないでしょうか。

もしかしたら、そんなのはおかしいのかもしれません。

おかしいといったて、自分が生きているのは、社会の中なのです。

社会から外れて生きるというのであれば、それはそれでいいのでしょうが、そんなことができる人はそうそういないでしょう、いたとしても、社会からは無視され、この世には存在していないのと同じとして扱われることでしょう。

結局、我々は、不安や欲望を煽る社会の価値観の中で生きているのです。

不安や欲望を煽られ、戦わなければ生き残れないと刷り込まれていますし、実際に戦って勝利しなければ、社会の中では、負け組、底辺などと言われて、それ相応の扱いをされて、それ相応の人生しか送れないのです。

 

望もうが望むまいが、人生は戦いです。

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