くすぶり人の戯言

それを言うのは、どうだろうか?

それを言うのは、どうだろうか?

それを言うのは、どうなんだろう?と思うことがあります

 

上司が部下を叱る際に、給与のことを口にするのは、どうだろうか?

以前、ある管理職の方が、部下のことを叱っている場面を目にしたことがあります。

その部下は、異業種からの転職してきた方で、その仕事は未経験という人でした。

入社後、二か月も経っておらず、当面は現場研修で複数の現場をまわるのですが、叱られていた時は、その現場に来て、一週間も経っていなかったと思います。

叱られていた内容は、作業に時間がかかりすぎているため、他の社員、特に、その管理職の方の作業負担が大きくなっているといった内容でした。

管理職の方の言い分は、チームで仕事をしているのだから、入社して間もないとか、その現場に来て数日しかたっていないというのは言い訳にしかならないと、部下の方の自覚を促すようなもので、それ自体は問題ないと思っていますし、必要な指導かとも思っています。

しかし、その際に、管理職の方は、”自分も管理職手当をもらっているが、大した金額ではない。それにも関わらず、作業量が多く、本来の管理職としての仕事をする時間が削られている。”といったことを言っておられました。

要は、仕事をする上で、給料の高い低いは関係なく、甘えていないで、自覚と責任を持って仕事に取り組めと言いたかったのでしょう。

それにしても、イライラして、少し感情的になってしまった部分もあるのでしょうが、上記のようなことを言う必要はないのではないかと思います。

もし、私が部下の立場だったら、上司の言いたいことを十分に理解できずに、”お前の給料のことなんて知らねーよ””嫌なら辞めろ””それでも、自分より高い給料もらってるんでしょう”などと思ったかもしれません。

 

どんな時でも、それを言うのはどうだろうかということはある

上では、部下が上司に叱られるという場面についてあげましたが、叱られる場面に限らず、どんな場面においても、それを言うのは、どうなんだろうかということはあると思います。

別に、言ってはいけないとまではいわないのですが、感情的になってしまうと、本来の趣旨から外れかねないようなことを言ってしまうこともあると思います。

人間ですから、そんなこともあってもいいのでしょうが、その言葉を発する前に、それを言うのは、どうだろうか?と自分に問いかけてみるほうが良いのかもしれません。

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