長時間労働等の過重労働が問題となり、働き方改革などといった取り組みもされるようになってきた。
長時間労働、過重労働というと、会社が押し付けている、会社が悪いというイメージを持ちがちだと思う。
もちろん会社側の問題もあるが、労働者の一部の連中によって、それを助長している部分もあるのではないかと感じている。
残業、休日出勤をしたがる人
残業や休日出勤をしたがる人というのが、一定数いるのではないかと思う。
それは、中高年以上の年齢の人だけではなく、20代の人にもいる(実際に同じ職場にいたことがある)。
こういう人の中には、給料を増やすという目的の人もいるかもしれないが、自らタイムカードを切ってから、残業したりするなど、無給で残業なり休日出勤をする人も意外と多い。
彼らは、残業や休日出勤などしたくないと言いながら、そうしないと仕事が回らない、自分の仕事量が多い、自分だけが頑張っているという顔をするが、決してそうではない。
普段の仕事ぶりを見ていると、無駄話も多く、就業時間中に余計な仕事を作って、本来の仕事に集中していない場面が散見される。
そして、自分の都合優先で、必要な仕事を後回しにして定時にあがったり、有給は人並以上にきっちり消化している。
また、純粋に業務能力だけをみれば、並かそれ以下の場合が多い。
定時に上がることや有休を消化することが悪いわけではない。
就業時間中にしっかり仕事して、残業や休日出勤をしなくていいようにしようと思えば、できる程度の業務量のはずなのだがそれができない。
彼らがやっているのは、自分は頑張っていますよというアピールに過ぎない。
能力がないからこそ、そんなことでしかアピールができないのだろうと思う。
そして、自分ばかり頑張っていると、周囲の人の非難ばかりしている。
残業、休日出勤を評価する人
そして、そんな頑張っているアピールのため、残業や休日出勤をする人を、頑張っていると評価する輩もいる。
きっと、彼らの、いや彼らに限らず、他者の普段の仕事ぶりなど見ていないのだろうし、見るだけの余裕も能力もないのだろう。
だから、頑張っているアピールのための残業や休日出勤がなくならない。
周囲の人は迷惑でしかたがないと思う。
自主的に残業や休日出勤をしないと、頑張っていると評価されないからだ。
本来、残業や休日出勤をしない人というのは、就業時間内に業務を完了できる有能な人であるし、残業や休日出勤をしなくてもいい状況を作れる優れた人なのだ。
そんな人が、見る目のない人にちゃんと評価されないせいで、無駄な残業や休日出勤をしなければなくなり、悪循環が生まれる。
頑張っているアピールを評価してはいけない
頑張っているアピールをする人を評価してはいけません。
アピールが通用すると思って、無能な人の、頑張っているアピールのための残業や休日出勤を助長することになります。
評価しなければ、残業や休日出勤での頑張っているアピールはなくなるでしょうし、適正な業務量であれば、誰も残業や休日出勤をしなくてすむようになるでしょう。
もちろん、ここで書いたのは、ごく一部の人の話です。
膨大な業務を押し付けられる等、過重労働を余儀なくされている人のことではありませんので、誤解がないようお願いいたします。