くすぶり人の戯言

ブレークスルーは突然に?

ブレークスルーは突然に?

仕事や勉強が行き詰まったりすることは多くの人が経験することかと思います。

また、それらを打開したという人も多くいることでしょう。

 

ブレークスルーとは?

ブレークスルー【breakthrough】
① 行き詰まりの状態を打開すること。
② 科学技術などが飛躍的に進歩すること。
③ 難関や障害を突破すること。

『大辞林 第三版』(三省堂)より引用

ブレークスルーとは上記のような意味です。

滞っていた事態が一歩前進するというイメージかと思います。

劇的ではないにしろ、このブレークスルーを経験したことがある人も多いのではないかと思います。

例えば、仕事で行き詰まっていたのに、何かを機に順調に進むようになり、終わってみれば、大したことなかったとか、何であんなに苦労したんだろうと思うような経験がそれです。

このブレークスルーは突然起こるように見えますが、どのようにして起こるのでしょうか?

 

ブレークスルーも積み重ねがあってこそ起こる

ブレークスルーが起こると、突然の閃きとか、神頼み的な天から降ってきたような感覚を持つこともあるでしょうし、行き詰まっている時は、突然の閃きや、天から何か降ってくるようなことを期待しがちです。

しかし、何もしないで待っていても、突然閃いたり、何かが天から降ってくることはありません。

ブレークスルーも積み重ねがあってこそ起こるものなのです。

例えば、仕事で行き詰まれば、それを打開するために、色々と考えたり、試行錯誤します。
それでも、なかなか打開できずに、考えたり試行錯誤を繰り返していると、ふとした瞬間に、打開策が見つかります。

一見すると、突然閃いたようにも見えますが、考えることや試行錯誤を積み重ねた結果、辿り着いた打開策です。

例えば、スポーツでも何度練習してもできないプレーがあったとしましょう。
どうすればできるようになるかを考え、試行錯誤練習を繰り返した結果、できた瞬間がやってきて、そのできた瞬間を体験することで、コツをつかみ、出来なかったプレーができるようになるのです。

このようにブレークスルーは思考や、試行錯誤、練習を積み重ねた結果起こるものなのです。

 

ブレークスルーを求めるときこそコツコツと

ブレークスルーは突然起こるように見えますが、積み重ねの結果起こるものです。

だからこそ、打開策が見えないことでも、諦めずに我慢して労力を費やし、コツコツと試行錯誤を繰り返して、積み重ねることが重要です。

例えば、研究者の方が、大きな成果を上げたとき、突然その発想が閃いたといった類のことを話されることもありますが、その研究者の方は、それまで目的に向かって研究を積み重ね多くの失敗も経験しているのです。

コツコツと試行錯誤を繰り返して、このやり方では失敗するという経験があったからこそ、別の方法を探し、成果を上げることができたのです。

私に言わせれば、それは突然の閃きでもなんでもなく、相応の労力を費やした結果なのです。

ブレークスルーは神様が起こしてくれるものではありません。

自分で起こすものですし、自分で起こすことができるものなのです。

その時のために、自分が好きなこと、大事なことは、諦めずに積み重ねてください。

頼れるのも、何とかできるのも自分だけということを忘れないでください。

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