最善を尽くすなんて、ありふれたことはあまり言いたくないのですが、やはり、最善を尽くすということは重要だと思います。
人生には取り返しのつかないこともある
人生には取り返しのつかないことがあります。
それは、過去には戻れないからです。
時間というのは、今この瞬間も流れています。
どう頑張っても、一秒前にすら戻ることはできません。
だから、人生は取り返しがつかないことの連続ともいえるかもしれません。
例えば、大学受験に失敗し、志望校に合格できなかった人がいたとします。
その人が、1年浪人し、志望校に合格したとしましょう。
志望校に合格したのですから、取り返しがついたと言えるのかもしれませんが、浪人時代の1年間はどう頑張っても取り戻すことはできません。
現役で合格していれば、浪人していた時間を別に費やして、より素晴らしい経験や出会いができたかもしれません。
取り返しがつかないと思うのは、現在から過去を見た場合にのみ起こります。
過去を振り返っても、過去には戻れず、過去を変えることもできないのですから、人生においては、後悔していることというのは全て取り返しがつかないことなのかもしれませんし、もっといえば、過去は全て取り返しがつかないことと言えるかもしれません。
取り返しがつかないことを生まないために最善を尽くす
取り返しがつかないと思うのは、現在から過去を見て、後悔などの感情が生じる場合です。
過去を見ても、後悔などがなければ、それを取り返しがつかないなどと思うことはないでしょう。
だからこそ、将来の取り返しがつかないことを生まないために、今、最善を尽くすことが必要なのだと思います。
もちろん、今、最善を尽くしたところで、将来の取り返しがつかないことが絶対に生まれないなんてことはありません。
最善を尽くしたら納得できるなんて、きれいごとでしかありません
今、最善を尽くしたからといって、それが将来上手くいかなければ、取り返しがつかないと、後悔することなんて沢山あることでしょう。
しかし、上手くいけば、取り返しがつかないと感じることなんてないのです。
最善を尽くし、上手くいく可能性を高めることが、取り返しがつかないことを生まないための方策なのです。
やるしかないことを、今、最善を尽くしてやるということが、将来満足できる人生を送れるかどうかの別れ道なのかもしれません。