生きていれば、苦しい事、追い込まれる事等があります。
そんな時、打開策を考えると思いますが、どのような選択をするでしょうか。
苦しいときに陥りやすいパターン
人は、苦しいときには、焦りや不安などに支配され、早くその状態から逃れたいと考えます。
焦りや不安に支配されると、視野が狭く、柔軟な発想ができなくなり、凝り固まった思考パターンに陥りやすくなります。
そうすると、これまでと同じ解決法や打開策を選択しがちになります。
もちろん、以前はそれで上手くいったという解決法を選択するのですが、苦しく追い込まれているときは、それほど上手くいった解決法でなくても、選択してしまいがちです。
それは、苦しいときは、視野が狭く、柔軟な発想ができなくなっていますので、他の解決策を考えることができないからです。
つまりは、より良い解決策を模索する能力が、苦しいときは著しく低下してしまうのです。
それほど上手くいった解決法でないものを選択すれば、今回もうまくいく可能性は低いですし、以前はそれで上手くいった解決法であったとしても、今回もそれで上手くいくとは限りません。
その結果、一応の解決はみせるかもしれませんし、多少は苦しみから逃れることはできるかもしれませんが、十分には解決しませんので、解決したとはいえグダグダであったり、漫然とした焦りや不安感はいつまでも残り続けます。
苦しいときほど図太く
苦しさに飲み込まれると、視野が狭く、柔軟な発想ができなくなりますので、そんな時こそ図太さが必要です。
苦しいことがあったとしても、自分が実際以上に大きな苦しみにしてしまっていることも多々ありますので、苦しさにのまれている状態だということを認識し、”そんなの知らない”とか、”何とかなるし、何とかならなくても別にいいや”くらいの図太さが必要になります。
もちろん、そんな風に図太くなれれば誰も苦労はしないのですが、”何とかなるから大丈夫”と心の中で言って、自分に言い聞かせるだけでも多少は違います。
また、その苦しいこと以外にも、やらなければいけいないことなんてたくさんありますから、まずは、苦しいこと以外のことを先に片付けるのもいいかもしれません。
別のことに集中することで、苦しいことから距離を取れますので、苦しいことを少し冷静に見れるかもしれません。
苦しいときこそ挑戦を
多少なりとも図太さを持てれば、それまでよりは、視野が広くなり新たな発想ができる場合があります。
新たな発想がでても、苦しいときというのは、それ以上苦しくならないようにとリスクを避けますので、新たな発想に基づく解決法には挑戦しにくいものです。
しかし、凝り固まった思考からでた解決策では、これまで通り、グダグダな解決と、漫然とした焦りや不安感はいつまでも残り続けるだけで、気分が晴れることはないでしょう。
だからこそ、挑戦が必要です。
苦し紛れにでた解決策というのは、自分ではそうは思わなくても、意外により良い解決策である場合も多々あります。
より良い解決策であれば、凝り固まった解決策よりは、良い結果を得ることができます。
苦しいことに、凝り固まった思考で、これまで通り対応していては、漫然とした苦しみはいつまでも続きます。
挑戦すれば、リスクはありますが、苦しいことが解決する可能性もあります。
閉塞感を感じているなら、苦しいときほど挑戦を選択するのも一興です。